子どもの成長にもプラスに。仕事をすることで得られる3つのメリット
出産後も仕事を続けようと考えていても、いざ子どもが生まれると復帰をためらうことも多いものです。幼いわが子を保育園に預けるのはかわいそうではないか、という迷いを働くママの多くが経験しているのではないでしょうか。働く意思を固めていても、周りからの声に迷いが生まれることもあるかもしれません。
そこで、ママが仕事をすることによって子供の成長にプラスになる3つのメリットをご紹介します。
「子どもが小さいうちは母親が常にそばにいる方がいい」。この考えは間違いではありません。しかし、保育園に子どもを預けて働き続けることで、子どもの成長にプラスになる面もあるのです。
■1.保育園には温かな「育ち合い」がある
私の娘がまだ1歳のころ、夕方遅い時間に保育園に迎えにいくと、同じ年のお友だちと2人で部屋の中で遊んでいました。2人は何やら楽しそうに言葉を発して、ニコニコ笑っています。
1歳の子ども同士で会話ができるわけもなく、何を話しているのかわかりませんでしたが、2人が自分たちなりにコミュニケーションをとっているのがよくわかりました。
保育園では、長い時間を友だちや先生と過ごします。同じ年の子どもだけでなく、異年齢の子どもと遊んだり、小さい子の世話をしたりと子ども同士の関わりが活発です。その姿を見て常に感じていたのは、「保育園って子どもにとってさみしいところではないんだ」ということ。母親と一緒にいる時間の代わりに、友だちや先生と温かな心の交流があるのです。
■2.トラブルは当たり前!でも問題解決力が鍛えられる
保育園ではけんかもしょっちゅうで、娘もたたかれて泣かされたことがずいぶんありました。こんなとき、親がそばにいたらついつい出ていって仲裁をしたくなります。たたいた子の親であれば、たたかれた子やその親にも気を使います。
一方、保育園では、先生は出来る限り子ども同士で解決できるよう、むやみに仲裁に入ったりしないといいます。もちろん、けがをする恐れがあるときは止めに入りますが、それ以外はよほどこじれない限り、見守る姿勢をとるのだそうです。そうすることで、子ども同士でトラブルを解決する力が身につきます。
■3.親だってスキルアップする
子どもが保育園で遊んだりお昼寝をしたり、おやつを食べたりしている間、親は仕事をしています。子育てと仕事の両立は、さまざまなスキルを必要とします。まずは、時間管理の面です。限られた時間の中で仕事をこなさなければいけないため、自然と集中力が身につきます。家事にしても、いかに時間をかけずに要領よくこなすかがポイント。その工夫を凝らすことで効率よく暮らす術を身につけられるのです。
子どもは急に体調を崩すこともあるため、そのことも常に頭に入れて仕事をする必要もあります。急な予定変更で周りの人に助けてもらうこともしばしばで、周りの人とよい関係を築こうという気持ちもいっそう強くなります。
「仕事をせず、子育てに専念していたら、こんな苦労はすることもなかったのに」と思うこともたくさんありますが、結果的に仕事を持つ母親はこうやって鍛えられていくのです。また、家の中以外で母親が活躍できる場があるということは、子どもにとって誇らしいものではないでしょうか。成長して社会人になったときに、1人の人間として尊敬される母親でありたいものです。
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