「魔の二歳児」取扱説明書:子育て世帯が経験する「魔の二歳児」とは!?

泣く子供

「魔の二歳児」をご存知ですか。一人目のお子さんを育てている家庭ではそろそろ「魔の二歳児」を耳にすると思います。この言葉を聞いただけではどんな恐ろしい子育てが待ち構えているのか、想像を絶しますよね。「子育てってそんなに大変なの?」「私の子供も『魔の二歳児』になるのかな?」「どうすればこの時期を乗り越えられるの?」と次々疑問が浮かび上がってくると思います。そして考えるだけで子育てに対して少し足がすくんでしまうかもしれません。しかし、第一反抗期ともいわれているこの時期は世界共通であり、子供の成長過程の第一歩として暖かい目で見守らなくてはいけないのです!

「そんなことを言われても納得する訳がないでしょ!」と思ったあなた、今回は先輩ママたちの本音を踏まえて「魔の二歳児」を徹底解剖していきたいと思います。

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【「魔の二歳児」の説明書:“子育ての悩みで何度頭を抱えたことか、、、”】

「魔の二歳児」とは通常1歳半から3歳くらいまでの子供が避けては通れない「イヤイヤ」期のことです。それまでは泣くことでしかコミュニケーションをとることができなかった子供が新たに習得する技なのです。

よくある行動:

◯「イヤイヤ」の連鎖

何に対しても「イヤ」で反論されることです。親が感じているほど子供は「反論」しているつもりはないかもしれませんが、「イヤイヤ」が続くと親のイライラがどんどん膨れ上がってきますよね。

「子供が悪くないのはわかってるんだけど、仕事帰りに『イヤイヤ』言われるとついイラっとしてしまう」(20代会社員・女の子のママ)
「『イヤイヤ』が始まると手に終えなくなる!」(30代専業主婦・女の子のママ)

子供の気持ちを考えてみよう!
言葉の発達が完全ではない子であれば、「イヤ」と言うことや首を振ることでしか親に何かを伝えることができません。言葉が足りないかもしれませんが、必死にあなたとコミュニケーションをとっているのです!

◯「自分でやる!」

食事をあげている時にスプーンを取られたり、服を着させようとすると服を投げられたり、「〜してあげよう」とすると簡単にはいきません。親にとっては自分でやってあげたほうが楽なのですが、子供は思い通りにいかないとわめくばかりでこれもまた子育ての悩みの種ですよね。

「時間がない時に限って自分でやりたがるのよね」(30代会社員・女の子のママ)
「子どもの手が顔に当たった時はすごい表情になってたみたいで夫にぼそっと『こっわっ』と言われてさらにイラっ!」(40代会社員・男の子のママ)

子供の気持ちを考えてみよう!
好奇心旺盛な子供にとって見るもの・聞くものすべてが新鮮ですので、少しずつ力がついてきた子供にとってはなんでも自分でやってみたいのです。

◯なんでもマネをする

子供はテレビに出ている人気芸人さんのマネだけではなく、親の口癖や行動に敏感でもあり、よくも悪くもなんでもマネをする時があります。そして公共の場で恥ずかしい思いをしてしまった親御さんも中にはいると思います。

「言葉使いが悪かったりするとこっちのしつけが悪いみたいでちょっと肩身が狭くなる」(20代主婦・女の子のママ)
「私の電話している時の話し方や行動を本当によく見ている」(30代会社員・女の子のママ)

子供の気持ちを考えてみよう!
ある言い回しや行動によって両親が笑顔になれば、子供はちゃんとそれを覚えていて自分も両親を笑顔にしたいと思っているのではないでしょうか。楽しい空間にいることを認識しているからこそ自分でもそれを演出したいと思っているのかもしれません。

【「イヤイヤ」期の子供に悪影響な対応の仕方:“子育ての基本だと思っていたのに間違ってたの?!”】

◯両親揃って頭ごなしに「ダメ」と言わない!

落ち着いて理由をつけながら叱っても完全にはわかってもらえない場合の方が多いと思います。しかし、そこは練習としてなんでダメだったのかをきちんと子供が小さい頃から伝えておいた方が良いでしょう。また、二人揃って叱るのではなく一人が叱る役目を背負い、もう一人が逃げ場を提供した方が子供への影響として良いと言われています。

◯泣き止まないからといって物でつらない!

どうしても泣き止まない時、つい「◯◯買ってあげるから泣かないで」といってしまう時があるかもしれません。しかし、これは危険です!子供は覚えるのが早いので、「泣けばお願いが通じる」というようにインプットされてしまう恐れがあります。

【親が実践できる「魔の二歳児」からの脱却:子供の「イヤイヤ」、私の「イライラ」は解消できるんだ!】

◯ストレスフリーな生活を送ろう!

規則正しい生活を実践することで、子供にストレスを与えることなく、暴れる頻度が少なくなります。食べる時間、お風呂の時間や寝る時間をきっちりと決めておくことで子供に生活リズムを教え、良い習慣を根付かせることができます。

◯とにかく良いことをしたら褒めよう!

褒めることで家族全員に良い影響があります。「ありがとう」の一言でも子供は褒められることで自信がつき、ちゃんと見守られているという安心感を覚えます。また、怒る親にとってはやはり褒めていた方が笑顔も多いですし、晴れやかな気分で生活を送ることができます。また、怒る行為は怒る方も精神的にキツイので、心を豊かにする意味でも褒めることを心掛けましょう。

◯たまにはスキンシップをとってあげましょう!

暴れ始めたらほっておくという提案があります。かまってもらいたい時にも子供は泣きますが、その度に対応していたら元も子もありません。すぐ駆け寄るのではなく、少しほっておいても良いかもしれません。しかし、それでも効かない時は抱きしめてあげましょう。スキンシップをとることで温かみを感じてもらい、安心感を与えて落ち着かせることができます。そして、子供の気持ちややりたかったことを代弁してあげる形をとると良いでしょう。

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親には苦労をかけますが、「魔の二歳児」としての時期は子供にとって必要不可欠な成長期です。なぜなら子供に少しずつ「我」が芽生えるからです。今は辛くてもその努力と暖かい目で見守る気持ちが報われる日が来ます!「魔の二歳児」をこれから経験する方、経験している方もこれを参考にお子さんの目線で向き合ってみてください。

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