ご祝儀は?服装は?結婚式に子連れで参列する時に知っておきたいマナー
結婚式に「子どもと一緒に来てね」と言われると、嬉しいけれど困ることってありますよね。新郎新婦が「子連れで参列してほしい」と思うような親しい間柄ならばなおさら失礼のないようにしたいもの。
ご祝儀はいくら?子どもの服装は?など、子連れで結婚式に出席する時に押さえておきたいポイントをご紹介します。
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子どもと一緒に招待された時のご祝儀はいくら?
ご祝儀の相場は、1人:3万円、夫婦:5万円が一般的。子どもも招待された場合は、子どもの分もプラスしてご祝儀を包みます。子どもの分のご祝儀は、用意される料理や控室の有無を基準にして考えるといいでしょう。お子様プレートの場合は5000円、大人と同じ料理の場合は1万円を包無のが無難。
ご祝儀は4や9という数字や、割り切れる偶数の金額など、縁起の悪い金額を避けることが一般的です。しかし、子どもの分を合わせたら縁起の悪い金額になってしまうことも。その場合は、少し多めに包むか、子どもの料理代相当の贈り物を用意しましょう。
料理がいらない赤ちゃんの場合も、気持ちとして3000円~5000円を包みましょう。
子どもの服装選びのポイントは?
子どものフォーマルの基本は制服
制服があれば、制服を着用してもOK。ただしシャツやスカート、ズボンにはしっかりアイロンをかけて清潔感のある服装を心がけましょう。見逃してしまいがちですが、靴は普段はいているスニーカーではなく黒や茶の革靴などを選ぶといいですよ。
女の子の服装
ドレスやワンピース、スーツなどから好きなものを選びましょう。色はピンクや黒、紺など花嫁の色とされる『白』を避けて選ぶこと。フリルが付いたドレスを選ぶ場合は、主役である新郎新婦よりも目立たないように派手すぎないものを選ぶのがポイント。
男の子の服装
スーツやブレザーにズボンが基本で、長ズボン・半ズボンのどちらでもOK。シャツの色は好みに合わせて選びましょう。ポケットチーフや蝶ネクタイなどの小物でアクセントをつけておしゃれを楽しむのもいいですね。
服装選びで注意するべきポイント
フォーマルな場は、大人でも疲れてしまいますよね。慣れない服を着て長時間過ごすのは子どももツライので、できるだけ通気性や着心地のいい物を選んであげましょう。子どもの服装は、多少カジュアルでも大丈夫です。どの服を選ぶにしても一番重要なのは『清潔感』。服のシワをのばしたり、靴を磨いたり、髪型を整えるなど、ちょっとしたことで清潔感のあるステキな装いになりますよ。
また、小さな子どもを連れていく場合は、食べこぼしたり濡らしてしまった時に対応できるように、着替えを一式持っていくと安心です。
子連れで出席する時に守るべきマナーとは?
泣いたらすぐに退席する
シーンと静まりかえったタイミングで「ギャー」と泣き出してしまうこと、ありますよね。子どもだって慣れない雰囲気に緊張しています。普段通りにあやしても、すぐに泣き止んでくれるとは限りません。急に泣き出したり、奇声をあげたら『すぐにササッと席を立つ』のが鉄則。部屋の外に出てあやし、子どもの気持ちが落ち着いてから席に戻りましょう。
近くに座る他のゲストに挨拶をする
同じテーブルやすぐうしろの席に座るゲストには、披露宴が始まる前に一言挨拶をしておきましょう。「ご迷惑をおかけするかもしれませんが……」という一言と、周りへの気遣いを忘れずにいれば、万が一泣いてしまった時にも印象がかなり違いますよ。
授乳できる場所を確認しておく
結婚式はフォーマルな場なので、授乳ケープやストールを使ったとしても、会場内での授乳は非常識。結婚式の大事な場面を見逃さないようにするためにも、挙式や披露宴が始まる前に授乳スペースを確認しつつ、しっかり授乳しておきましょう。事前に場所を確認しておけば、式の合間にササッと授乳しに行くことができますね。
実際に出会った『迷惑親子』エピソード
私自身が数年前、友人の結婚式の受付をした時に迷惑親子に遭遇しました。「ご祝儀袋に宛名書くからペン貸して」と言われ、嫌な予感が……。受付をして座席表を渡すと「子どもの席がない」と言うので、すぐに新郎に確認すると、招待したのは夫婦だけで子どもは預けてくると聞いていたとのこと。どうやら勝手に連れてきたらしい2歳くらいのやんちゃそうな男の子は、会場スタッフの神対応で無事に席につきました。
しかし、その後のパーティーでは会場内を走り回り、食べ物で汚れた手であちこち触ったりとやりたい放題。親が全く見ておらず注意もしないので、最終的には手に持っていたジュースを新婦のドレスにぶちまけるという大惨事に!魔の2歳児を、呼ばれてもいない結婚式に勝手に連れて行くなんて嫌がらせ以外のなにものでもない……と思った出来事でした。
子どもと一緒に結婚式に招待された時は、フォーマルな場であることを親がしっかりと自覚して、マナーを守った上で子どもと一緒に祝い、結婚式を楽しむように心がけましょうね。
photo/PIXTA
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