わからないからできない!?子どもが自ら片づけられる魔法の3ステップ
子どもを寝かしつけて、やっと自分の時間!そう思ってリビングに戻ると、子どもが片付けていないおもちゃが広がっていてげんなりすること、ありませんか?何度「お片づけしなさい!」と言っても、なかなか重い腰をあげてくれない子ども……。実はそれ、やる気がないのではなく、片付け方がわからないのかも!?
今回は、子どもが自分から進んでお片づけをしてくれる、簡単テクニックをご紹介。この3つのステップを踏めば、お片づけができるようになりますよ!
1: 片付ける場所は3つに絞る
もっとも気をつけてほしいポイントはこれ。片付ける場所を3つに絞りましょう。これは家の中で3ヶ所に絞る、という意味ではなく、片付けるボックスや棚などを3つに絞る、という意味です。あまりに片付ける場所が細かくなってしまうと、その分、お片づけの工程が複雑になり、子どもがそれを理解するのに時間がかかってしまうからです。
まずは、親が家の中にあるおもちゃを3種類に分類してみましょう。子どもの趣味趣向によって様々ですが、『乗り物系』『お人形系』『キャラクターもの』『本やお絵かき道具』などに分類できる場合が多いですね。分類したら、わざわざそれぞれを収納する場所を遠くに置く必要はありません。棚やボックスごとにざっくりと分けて、ポイっと収納できるようにすればOKです。
2: お片づけボックスは低い位置に置く
棚や収納ボックスなどのお片づけボックスを準備したら、子どもの手が届きやすい、できるだけ低いところに置いておきましょう。ストレージボックスなどはおしゃれなものを購入しておけば、床に置いておくだけでも部屋の景観を乱さずスッキリと見せてくれます。
カラーボックスや棚などにストレージボックスを入れて、そこにおもちゃ、他の部分に本などを収納する際は、棚の一番下にストレージボックス、2段目に本を収納するのがおすすめです。というのも、3〜4才になってくるとある程度身長が高くなるため、1段目に本を収納してしまうと逆に取り出しづらく、片付けもしづらくなってしまうのです。
子どもの成長に合わせて、お片づけボックスなどの位置も調整するなど、工夫してみましょう。
3: 色分けやマークでわかりやすく
さて、ざっくりとおもちゃをジャンル分けして片付ける場所を決めたら、子どもにとってよりわかりやすく、楽しんでお片づけができる一工夫が必要です。それは、『マークすること』。準備したボックスにどのおもちゃを片付けるのかがわかりやすいようにマークを描いた紙などを貼り付けておくと、子どもの「どこに何をしまうのか?」が明確になります。『乗り物系』なら車の絵、『お人形系』なら人形の形など、マークはできるだけ簡単で、わかりやすいものがいいですね。子どもと一緒に絵を描いて貼り付けても楽しいでしょう。
また、ストレージボックスなどを事前に色分けして購入し、『白のボックスには電車、青のボックスにはぬいぐるみ』というように、色でわかりやすくしておくのもOK!その際は、子どもの好きな色のボックスを準備すると、よりお片づけがはかどるかもしれません。
まずは完璧を求めず見守って!
お部屋の中をキレイに!そう考えると、どうしても細かくルールを作ってしまいがち。しかし、あまりにお片づけのルールを複雑化してしまうと、子どもが理解できず、お片づけ自体を投げ出してしまいます。まずは、子どもが理解できる簡単なルールのみでおもちゃゾーンを作ってみてくださいね。
そして、お片づけの習慣をつける一番のポイントは『見守ること』。やはり、最初は大人の求めるようなお片づけはなかなかできないもの。ただ、そこで「どうしてわからないの?」と小言を言ってしまったり、手を貸してしまったりすると、子どものやる気が削がれてしまいます。まずは、やきもきする心を抑えてじっと見守り、できたらその頑張りをたくさん褒めてあげることを心がけてみましょう。
photo/PIXTA
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