主婦の社会復帰、不安の原因は何? スムーズに仕事を始めるポイントも
結婚や子育てを機に一度仕事を辞めたけれど、そろそろ働きに出たいな、と考えている主婦の人は多いものです。
しかし、育児休業の制度を使って1年程度休んだ人でも、職場復帰を考えると不安があるもの。これが2〜3年、それ以上社会に出て働いていない専業主婦となるとなおさらです。
なぜこのような不安を抱えてしまうのでしょうか?
今回は、社会復帰の不安に悩む専業主婦の、その原因とスムーズな社会復帰のために必要なポイントなどを紹介していきます。
Contents
専業主婦の社会復帰、なぜ不安?
専業主婦の抱える社会復帰への不安、その不安の原因はどこにあるのでしょうか。
その原因を紐解くことで解決策が見えてくるはずです。
1: 仕事に対するブランクが長い
まず第一に、仕事に対するブランク期間が長いことが挙げられます。
先に話したように、仕事を辞めずに育休を経た人でも、久々の社会復帰には不安を抱えるものです。これがそれよりも長い期間、仕事をしていなかったとなると不安はなおさら募ってしまいます。
仕事をしていない期間、もちろん家事や育児を頑張っていたはずですが、それがキャリアになると思っていない人が多いため、社会復帰に対する準備を何もしていないと考えてしまいがちです。
2: 資格を持っていない
仕事に活かせる資格を持っていない、というのも不安材料の一つです。
確かに資格職業についていた人は、資格を持っていない人よりも社会復帰、特に就職活動でのハードルは低いように思えます。
しかし、なかなか資格を持って働いていた、という人の方が少ないのではないでしょうか。
自分だけが遅れを取っている、と考えてしまいがちですが、案外多くの人が同じラインに立っているものです。
3: 子育てとの両立が大変
これまで、一生懸命に子育てをしていた専業主婦だからこそ、子育てと仕事の両立にはより不安を抱くものです。
実際、子どもの相手をしていたら、一日が終わってしまっていた……なんてことも多いですよね。
こんなに大変な子育てと、仕事を両立するなんて……と、ついつい仕事を始めることに二の足を踏んでしまいます。
また、仕事を始めたら子どもに寂しい思いをさせてしまうかも、と悩んでしまう人も。
専業主婦が社会復帰に必要な5つのポイントとは?
それでは専業主婦がスムーズに社会復帰するために必要なポイントは何なのでしょうか?
仕事の選び方をはじめ、5つのポイントを紹介します。
1: まずは時短勤務からはじめよう
やはり、これまで仕事に出ていなかった、ということから突然フルタイムで働くことは精神的にも大きい不安が伴うものです。
そこで、まずは子どもが格好は幼稚園から帰ってくるまでの間、週に3日など短い時間や日数で働いて見るのが◎!
そこから、できる範囲で勤務時間や日数を徐々に増やしていくことをおすすめします。
2: 勤務地も考慮に入れる
独身時代や子どものいない時期は、勤務地よりもそのほかの条件に焦点を当てて仕事を選んできたという人が多いのではないでしょうか?
家庭と仕事を両立するためには勤務地も大きな要素になってきます。
勤務地が遠くなってしまうと、それだけ家と職場の往復に時間が取られてしまうため、仕事も家事もできない時間が増えてしまい、自分自身の自由時間も削られてしまうことになります。
ある程度負担のない範囲にある職場を選ぶことも大切なポイントです。
3: 在宅での勤務も視野に入れる
仕事をするとなると、外に出なくてはいけないという先入観がありなかなか始めるに至らないという人も多いですが、実は職場に出向くことなく働ける仕事もたくさん!
パソコンを持っていれば在宅でできる仕事も多いため、子どもが小さいうちは家で子どもを見ながらや、子どもが学校に行っている間に家事を平行しながらできることも。
まずは在宅で仕事を初めて、徐々に職場に出勤する勤務に変えるという働き方も、社会復帰に対するハードルを下げる手です。
4: 空いた時間に取れる資格を探してみる
もしも、自分自身のスキルなどに不安が残るようであれば、仕事を始める前に今の空いた時間で取得できる資格を探してみるのも手です。
資格を取るとなるとなかなかハードルの高いことのように感じますが、通信講座などで数ヶ月で取得可能な資格でも、就職活動では重宝されるものもあります。
自分自身のやってみたいことや、できることと照らし合わせて自分に合う資格を探してみましょう。
5: すべてを完璧に! という考えを捨ててみる
仕事もして、育児も家事もして、となるとやはり削られるのは自分自身の時間。
すべてを完璧に行おうとするとどうしても精神的にも肉体的にもストレスがかかってしまいます。
そんな時は、すべてを自分1人で完璧に! という考えは一旦脇に置いておくことをおすすめします。
夫に手助けしてもらうために、両立の大変さを理解してもらったり、家事代行などを利用してみたり、自分1人で抱え込まないようにする努力が大切です。
夫に理解してもらうのにも時間がかかる場合がありますが、しっかりとその部分を理解してもらえば、その後の両立がグッと楽になりますよ。
専業主婦の社会復帰におすすめな仕事4選
不安はあるけれども、何か仕事はしたい! そんな時に専業主婦が始めやすい仕事とはなんなのでしょうか?
今回は厳選して4つ紹介します。
1: 家事代行スタッフ
時間の融通が利きやすく、勤務地も自宅からそう遠くない場所で働ける家事代行スタッフは専業主婦は仕事を始めるのにおすすめな仕事です。
これまでの家事のスキルが活かせるため、他の仕事よりも仕事内容に対する不安は少なく始められそうです。
CaSyの家事代行の仕事は週1日、2時間から始められるため、まずは少ない時間で仕事を始めることも可能。徐々に仕事を増やすことで、働いた分のお給料がもらえるため、やりがいも感じられますね。
2: 医療事務スタッフ
医療事務スタッフもある程度絞られた勤務範囲で探すことのできる職種です。
複数人で仕事をローテーションしていることが多いため、子どもが急に熱を出してしまった! なんて場合にも、ある程度、対応が可能な職場も多いのが特徴です。
あまり残業が多くないため、自宅に帰ってからのスケージュールも組みやすいのが嬉しいですね。
3: 派遣社員
派遣社員は、そのうち企業で正社員として働きたい! と考えている人におすすめな仕事です。専業主婦になる前は事務の仕事をしていた、という人であれば、なお入りやすい仕事ですね。
多くの場合が、会社に出勤して仕事をしますが、週3勤務・時短でもOKという職場も多く、突然フルタイムで働くということに抵抗がある人でも働ける条件の職場もあります。
そこから、子どもの成長や時間の余裕とともに勤務時間を増やしたり、場合によっては正社員になったり、という働き方ができることも!
4: クラウドワーカー
クラウドワーカーとして働けば、在宅での仕事をすることが可能です。
簡単なチェック作業のほか、ライターなど文章を書く仕事など、パソコンさえあれば家でできる仕事が多いので、家庭のことと並行しながら仕事をすることができます。
実力が評価されれば、仕事あたりの単価が上がったり、より多く仕事を発注してもらったりと仕事が増えていく可能性もあります。
ポイントを押さえれば不安は払拭できる!
長いブランクのあとの社会復帰は誰しもが不安なものです。
しかし、その不安の原因をしっかり理解して、仕事の選び方などのポイントを押さえればある程度不安を少なくした状態で、仕事に向かうことができます。
まずは自分がなぜ働くのか? という意思をしっかりと持って、じっくりと仕事を選んでみてくださいね!
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