自然にスッキリ!子育てママへ赤ちゃんの便秘解消法3つ
「あれ?そういえばもう3日間もウンチがでてない?お腹も少し張っているような……」。こんな経験は、赤ちゃんなら一度はあると思います。意外に知られていませんが、赤ちゃんはよく便秘になります。特に離乳食が始まると、2〜3日、ひどい時には1週間ほど排便がない時も。自宅でなんとか解消してあげたい!というママに、簡単にできる赤ちゃんの便秘解消法をご紹介します。
【1】赤ちゃんにもイイ!簡単便秘解消体操
便秘気味の時には、おへそを中心に時計回りにお腹をマッサージするとよいと言われますが、これは赤ちゃんも同じ。赤ちゃんを仰向きにした状態で、おへそを中心にお腹全体を優しくなでるように‘の’の字にマッサージをして、腸に刺激を与えてあげましょう。腸の働きが活発になって便がでやすくなります。
また、ひざの曲げ伸ばしをする体操も腸に刺激を与えます。赤ちゃんを仰向けにした状態で、両足首を持って片足ずつゆっくりとひざの曲げ伸ばし運動をしてあげましょう。ハイハイやタッチなど自分で動ける赤ちゃんは、日中たっぷりと体を動かすようにすることが、便秘解消につながります。
【2】離乳食に食物繊維の多いものを
赤ちゃんは離乳食を始めるまでは、主にミルクなどの水分だけを摂取しています。ですから、離乳食を食べ始めると、腸の機能が追いつかずに便秘を起こすことがあります。できるだけ食物繊維を多く含むものを与えましょう。
食物繊維のなかでも、便秘解消には水溶性食物繊維がよいと言われています。水溶性食物繊維は、りんごやみかんなどの果物、さつまいもなどの芋類、海藻類に多く含まれていますので、離乳食にうまくとりいれましょう。例えば、サツマイモのミルク煮やりんごのすりおろし入りパンがゆなどは、手軽に食物繊維がとれて、自然な甘みがあるので赤ちゃんが好きな味です。水分補給もこまめにしてあげましょう。
【3】最後の手段!?綿棒浣腸
それでもやっぱりウンチが出ない!という場合は、綿棒を使った簡単な浣腸で肛門に刺激を与えてみましょう。まず、やわらかい綿棒の先をオリーブオイルで湿らせます。赤ちゃんを仰向けに寝かせて、肛門から2cmほど綿棒を入れます。そして、綿棒を肛門から出し入れしたり、ゆっくりと回したりして、優しく肛門を刺激します。
この方法は、うまくいけばゴッソリとウンチがでることが多いです。オムツ交換の時に勢いよくビュッとウンチが飛び出してくることも……。ただし、便秘がひどくて肛門が切れてしまっている、おしりがただれているような場合は避けてください。
【最後に】
赤ちゃんの便秘の原因はさまざまで、腸の働きが未成熟なことに加えて、母乳などの水分や食物繊維の不足、運動不足のほか、不規則な生活による自律神経の乱れなども影響すると言われています。成長にともなって、生活のリズムが整い、運動量が増えて腸の活動が活発になるので、自然に解消されます。
食欲があり機嫌よく過ごしているなら、ママはゆったりした気持ちで対応してあげましょう。赤ちゃんのお腹が固くなっているとか、つらそうな様子がなければ、それほど心配することはありません。ただし、あまりにも便秘がひどい場合は、腸重積などの病気が隠れていることもありますので、適切に医療機関を受診してくださいね。
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