薬に頼らない!お家にあるもので喉のイガイガを簡単ケアする方法
日に日に寒さを感じるようになり、乾燥が進む季節の変わり目。着る洋服や寝る時にかける布団の調整など、どうしたらいいのか迷っちゃいますよね。
それ以外にうがいや手洗いをしっかりして気をつけていても、どうしたってウイルスが体の中に侵入してくることもあります。あれ?なんか喉が変。痰が絡んだり、声が枯れたり、うーん喉がイガイガする!これって、風邪のひきはじめ?
でも、そんな時、すぐに薬に頼りたくないですよね。今回は薬に頼らない、喉の痛みの解決策をお伝えします。
喉のイガイガの解決策
お医者様に診てもらい薬を処方してもらうことはもちろん有効な手段なのですが、忙しくて病院へ行く暇がないという方や、妊娠中のためあまり薬を飲みたくないという方もいるでしょう。そうでなかったとしても、できるなら体に優しい方法で自然に治せれば嬉しいですよね。お子さんならばなおさら。
日本には、古くから伝わる、食材を使った喉の痛みを和らげる方法があるんです。それは、次のような効果がある食材を使うのが特徴。
- 殺菌、抗菌作用がある
- 炎症を抑える効果がある
- 保温、保湿効果がある
具体的には、どのような食材を使った方法があるのでしょうか。見てみましょう。
1.蜂蜜
蜂蜜には殺菌効果の他、疲労回復や整腸作用もあります。
喉のイガイガを緩和するには、お湯に蜂蜜を溶かすだけの『蜂蜜湯』や、拍子切りした大根に蜂蜜をかけておき、そこから出た汁をお湯で薄めて飲む『大根蜂蜜湯』がおすすめ。
ただし、厚生労働省からのお知らせで「蜂蜜のボツリヌス菌により、乳児ボツリヌス症にかかることがあるので、1歳未満の赤ちゃんには蜂蜜を与えないようにしましょう」と注意喚起されています。誤って赤ちゃんに与えないように気をつけてくださいね。
2.梅干し
生ではなく、梅干しを焼くのがポイント。これは、加熱することによって『ムメフラール』という血流を改善する効果がある成分が生じるためではないかと言われています。
焼き網に乗せて弱火でこげないように梅干しをよく焼いて、カテキンによる殺菌作用がある熱い緑茶に入れて飲むと効果倍増。
3.ネギ
ネギに含まれる『アリシン』には殺菌効果、『ネギオール』には抗炎症作用があります。効果を最大限に引き出すために、よく焼いて焦げた表面をはいで食べる『ネギ黒焼き』や、体を温める『ネギ味噌スープ』がおすすめ。
おかずの一品としても、喜ばれるので、日頃の食卓に積極的にネギを加えるのもいいですね。
4.生姜
『ジンゲロール』や『ショウガオール』という成分は殺菌作用を持ち、血行をよくするので、風邪の初期症状に効果的。実際、漢方薬にも処方されているほどです。
味噌汁や豚汁に生姜を加えるのは手軽でオススメです。他にも生姜湯を飲めば、体がポカポカになりますよ!
5.れんこん
抗炎症作用を持つ『タンニン』の他、ビタミンCも多く含まれているので、れんこんも風邪の初期症状に効きます。
れんこんのきんぴらや煮物など、れんこんを積極的に取り入れた和食の献立はいかがでしょうか?
6.にんにく
にんにくは強い香りが特徴ですが、その分強力な殺菌作用が期待できます。薄切りしたにんにくを蜂蜜に漬けておき、そのエキスを飲むことで喉の痛みを和らげることができます。
この『にんにく蜂蜜』は、くしゃみやせき、鼻づまり、痰を鎮める作用もあると言われています。
やはり予防も大切
手洗いうがいで菌を体内に入れないことはもちろん、喉を温める、こまめに水を飲むなどの対策も大切です。
ご紹介した食材を摂る方法は医学的・科学的に効果が立証されているというわけではないので、症状や体質によって効果には個人差があります。
でも、どれも体にとってマイナスにはならないものばかりですし、手軽なので試してみてはいかがでしょうか?
photo/PIXTA
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