疲れがとれないアナタへ捧ぐ、今すぐ簡単に実践できるストレス解消法
睡眠時間は短くないのに、朝起きた時スッキリしない。頭がうまく働かず、考えがまとまらない時がある。体調不良というほどではないけれど、なんとなく常に疲労感がある。そんな状況にお悩みの人はいませんか?
筆者もそんなひとり。ひどく困っているわけではないのですが、年季の入った肩こりと腰痛もありますし、もっとシャキッと毎日を過ごせたらいいのにと感じることもしばしばです。大半の時間はパソコンの前に座りっぱなしで、頭の中は仕事のこと、子育てのこと、家事のことと複数の考えごとが常に渦巻いている状態で、これは筆者に限らず多忙なワーママには珍しいことではないかもしれません。
肉体的な疲れというよりは、精神的に疲れを感じるんですよね。そんな精神疲労を感じた時、筆者が行うストレス解消方法をご紹介します。
1.自然の音を聞く
キーボードを打つ音、オフィスの空調音、電子機器が発する「キーン」という高いモスキート音など、わたし達を取り巻く環境は様々な人工音に溢れています。
緑の多い公園や神社は近くにありませんか?もしあったら足を運んで、数分でいいので、その場で目を閉じてみてください。木々の葉が風にそよぐ音、鳥のさえずり、小川の水音など、自然の音にじっと耳を傾けていると、ざわついた心が鎮まってくるのを感じるはずです。
自然の音には一定のようで不規則なゆらぎがあり、人間は規則性と不規則性が調和した状態の音を聞くと深いリラックスを覚えるのだとか。そのゆらぎは『1/fのゆらぎ』と呼ばれていて、自然の中に存在すると言われています。
2.電車の中で眠る
隣の人の肩にもたれかかったり、いびきをかいたりと他の人に迷惑がかかる可能性がありますし、見た目的によくなかったりと、マナー上の問題はあるかもしれません。そこには注意が必要ですが……電車で仮眠をとった後、妙にスッキリしたという経験はありませんか?
筆者が考える理由は以下の通り。
- 適度な揺れが『ゆりかご』のように快適
- 10分~15分という短時間が仮眠にちょうどよい
- 完全に寝入ってはいけないという緊張感でほどよい睡眠状態を保てる
あくまでも素人の仮説ですが、いかがでしょうか?賛否両論ありそうですが、筆者は電車の中で眠るとかなりリフレッシュできます。
3.『瞑想アプリ』でカジュアル瞑想
様々なアプリがありますが、筆者のお気に入りは、アプリ音声の指示に従って行う『瞑想アプリ』です。
瞑想とは現実世界から離れて自分の心の内に集中して考えをめぐらす行為なのですが、次から次へと雑多な思いや考えごとが浮かび上がって、なかなか集中できないものです。
筆者が使っている瞑想アプリでは、深呼吸のタイミングや考える内容などを音声で指示してくれるので、聞いているだけで自然と瞑想状態に入っていけます。眠る前にベッドで横になりながら聞いているので、最終的にはそのまま寝落ちしてしまうことが多いのですが、余計な考えごとをせずに入眠できるので睡眠の質が高まった気がします。翌朝はスッキリ!かなりハマっています。
4.スマホの電源を切る
一日に何度スマホを操作しますか?ネットニュースを見たり、メッセージアプリでやりとりをしたり、友人・知人のSNS投稿をチェックしたりとかなりの頻度だと思います。そのすべてが本当に必要なことでしょうか?
多くの情報に触れるだけに、中にはネガティブな感情を湧き上がらせるものもあるはずです。感情の揺れ幅が大きいことも、疲れの原因になり得ます。休日の数時間でもいいので、スマホの電源を切ってみてください。
最初はメッセージが入っているんじゃないかと不安になったり、なんとなく手持ち無沙汰な気分になったり少々落ち着きませんが、慣れてくると情報に煩わされることがない開放感が心地よくなってきます。スマホを強制的にオフにして情報を遮断する『デジタル・デトックス』を試してみてはいかがでしょうか?
5.柔らかいものを触る
固くてひんやりした硬質のものに触れると、人は無意識に緊張感を感じます。その逆で、柔らかいものに触れると緊張感がほぐれていく。そんな気がしませんか?
ペットを飼っている人ならばモフモフの毛や足の裏を、子育て中のママなら子どものふんわりしたほっぺたを触ると、なんとも言えない安らぎを覚えるはず。
生き物や赤ちゃん以外にも、例えばパン生地をこねたり、マシュマロをおやつにしたり、柔らかな肌触りの寝具を使ってみるというのもオススメです。
6.手足を温める
ストレスを感じると、人間は血行が滞り手足の先が冷たくなりがち。手足を温めることで、気持ちがだいぶほぐれます。洗面器にお湯を張って、手のひらだけでなく肘から下全部を温めると気持ちがいいですよ。ソファーやベッドに座っての足浴もおすすめ。
でも、やっぱり一番効果的なのは全身浴。シャワーだけで済ませてしまう人も多いと思いますが、疲れた時はゆっくりお湯に浸かりたいものです。体全体が温まり血流がよくなるのはもちろんですが、浮力で筋肉のこわばりがほぐれたり、水圧が適度なマッサージ効果を発揮してリラックスできたりと、やはり入浴はストレス解消に最適です。
時間をとって銭湯や健康ランド、スパなどに出かけられれば、いっそう気分転換になるでしょう!
体を十分に温めて眠り、『瞬間』を感じてみよう
忙しく情報の波にさらされている現代人は常に先のことを考えたり、過去のことを思い返したりと、思考の時間軸があっちへ行ったりこっちへ戻ったり。感情も情報に引きずられがちです。個人的には、せわしない感情の動きが精神的な疲労の原因だと考えています。
一日のうちの数分でもいいので『今、この瞬間』にだけ気持ちを向けてみてはいかがでしょうか?そうすることで、雑多な考えから解き放たれます。その上で冷えた体を温めて、十分な睡眠をとればかなり回復できるというのが実感です。シンプルで簡単に試せる方法ばかりなので、よろしければお試しください。
photo/PIXTA
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