春は目前!だからこそ気をつけたい、風邪を予防する毎日の習慣
インフルエンザの流行はひとまず過ぎ去ったものの、まだまだ気をつけなければいけないのが様々な感染症や風邪。ノロ、ロタのほか、最近はRSウイルスや溶連菌感染症なども話題に上がることが多いですよね。
「○○を食べると風邪を引きづらい、ウイルスに感染しずらい」など、日々感染症に関する情報が更新されていますが、中には眉唾ものな情報もあり、どう対策したらいいのやら……なんて、心の中でため息を漏らす人も多いはずです。そこで今回は、冬に風邪や感染症が流行る原因、そして予防方法について紹介します。
Contents
冬に風邪や感染症が流行するのはなぜ?
冬に風邪や感染症が流行る原因は、気温と湿度にあります。多くの風邪や感染症を引き起こすウイルスは、低温・低湿度でより長く生存します。つまり、冬はウイルスにとってとても過ごしやすい季節、ということです。
さらに低湿度で空気中の水分が少ない分、くしゃみや咳などでウイルスが飛沫しやすい環境になります。また、気温が低くなることで体温も低下しがちですから免疫力が下がり、風邪や感染症に感染しやすい環境が体内でも作られてしまいます。
風邪や感染症予防には5つの基本を押さえよう
風邪や感染症を予防するには、基本を押さえることが一番!普段から心がけているようで、意外に抜けがちなポイントも。
1: 基本の基本!うがいを徹底しよう
うがいは風邪予防の基本!うがいをすることで、口内についた細菌やウイルスを除去するだけではなく、喉を潤すことができるので、予防に効果的です。
ただ、どういった場合にうがい薬を使用すればいいのか理解していない人は意外に多いもの。風邪や感染症が流行っている時期、喉が痛い時、体が弱っていたり疲れていたりする時、こういった場合はうがい薬を使ってうがいをするのがオススメ。通常の、外から帰った時や食事の前後などは水うがいでもOKです。
2: 外から帰ったら手洗い
普段から、外出から帰った際に手洗いを徹底しているという人は多いですが、冬はそれにプラスして、石鹸での手洗いやアルコール消毒を行うといいですね。
風邪や感染症は手から感染することも多いもの。多くの人が触るドアノブや電車のつり革などを触った際は、しっかりと手洗いを行ってくださいね。もし、手洗いができない環境でも、携帯用の除菌ジェルなどを持ち歩いておけば安心です。
3: マスクは感染予防以外にも効果大!
マスクはウイルスを体に入れないという面でも役に立ちますが、実はウイルスが住み着きづらい環境を整えるという点でも役立つアイテムです。というのも、マスクをすることで鼻や喉の粘膜が保湿されるため、ウイルスの活動を抑えることができるため。
空気の乾燥した外に出る時だけではなく、就寝時に着用するのもオススメです。
4: こまめな水分補給を!
風邪や感染症の予防として、抜けがちなのがこの水分補給。これもマスクと同じく、喉の粘膜を潤してくれるので、ウイルスの感染を防ぐことができるのです。できれば、一度に大量に摂取するのではなく、こまめに水分補給を行うようにしましょう。
5: 歯磨きも感染予防に効果的
歯磨きの目的は虫歯の予防であることに違いありませんが、冬の時期は風邪や感染症予防にも一役買ってくれます。歯磨きをすることで口内の雑菌を除去できるため、歯をキレイにすると同時にウイルスの感染を防ぐことができるためです。
朝晩に歯磨きをしているという人は多いですが、冬の時期は感染予防も兼ねてランチの後にもしっかり歯磨きを行いたいですね。
うがいができない子どもはどうする?
大人であれば問題ありませんが、小さな子どもだと、まだガラガラうがいができない、という場合もありますよね。そんな子には緑茶を飲ませるだけでもOK。実は緑茶に含まれるカテキンやテアニンがインフルエンザの発症を減少させる効果があるという研究結果があるのです。
水分を体内に流すことでウイルスも一緒に体内に入ってしまうのでは?という懸念を抱く人も多いですが、ウイルスは胃に入ると胃酸で殺菌されてしまうので問題ありません。冬は緑茶をこまめに口にさせるようにしましょう。
他の人にうつさない努力も大切!
今回、風邪や感染症を予防する方法を紹介しましたが、それでも風邪にかかってしまった場合、他の人にうつさない努力をすることも大切です。マスクを着用するだけではなく、咳やくしゃみをする際はテッシュで口元を押さえるなど、エチケット守って過ごしましょう。
自分だけではなく、周囲に対する予防の心を持つことで本当の意味での『感染予防』ができますね。
photo/PIXTA
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