忘年会シーズンまっただ中!二日酔いしないための対策3つ
こんにちは、女医の山下真理子です。今年も早いもので12月を迎えました。この時期になると忘年会などの飲み会に参加するという方も多いのではないでしょうか? そんなお酒を飲む機会が増える時こそ、気をつけなくてはならないのが二日酔いです。
皆で楽しく飲んでいる時はよくても、次の日の頭痛や吐き気などの症状はとても辛いですよね。ですので今回は、二日酔いしないための対策3つについてお話したいと思います。
■1.空腹の状態でお酒を飲まない
お酒を飲むと、なぜ二日酔いになってしまうのかというと、アルコールはまず胃腸で吸収され、肝臓に運ばれます。そしてアルコール分解酵素の働きにより、アセトアルデヒドになるのですが、この酵素には毒性があり、吐き気や動悸などの症状をもたらす場合があります。つまりアセトアルデヒドが血流にのって、体内を循環することで生じるのが二日酔いなのです。
ですので対策としては、まずお酒を飲むまでに何か食べ物を胃に入れておきましょう。そうすることで、アルコールの吸収速度が遅くなり、血液中のアルコール濃度の速度が緩やかになります。
■2.ウコンを服用する
急な飲み会が入り、あらかじめ胃に食べ物を入れておく時間がないという方はウコンを飲むようにしましょう。ウコンを飲むと、肝臓の細胞が活性化されて、アルコールやアセトアルデヒドの分解を助けてくれます。
最近はコンビニなどでも、ウコンを含んだ栄養ドリンクが販売されており、手軽に飲むことができるのでオススメです。
■3.グレープフルーツジュースを飲む
“今日は飲みすぎてしまった”と思ったら、グレープフルーツジュースを飲むことをオススメします。なぜなら柑橘系の果物にはアルコールの分解を助ける作用があるからです。
なぜかというと果物に含まれるビタミンCには、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドを分解する効果があるので、翌日にお酒を残りにくくしてくれます。
いかがでしたか? “酒は百薬の長”とも呼ばれるほど、適度な量であれば体に良いものです。しかし度を越した量を飲んでしまうと、体に悪影響を及ぼしてしまいます。ですので、いくら二日酔いの対策を試みたとしても、過度な飲みすぎには注意してくださいね。
山下真理子
女医。岡山県出身。京都府立医科大学医学部医学科卒業後、医師免許を取得。テレビや週刊誌等で活躍する美人女医。最近では『anan』等、女性誌への進出も拡大している。愛称はマリリン。 著書多数。
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