お客様も自分も“必ず変われる”。人生を豊かにできるキャストの仕事。キャストジャーナル⑥畑森 多栄子(はたもり・たえこ)さん
今回のキャストジャーナルは、お掃除キャストの畑森 多栄子(はたもり・たえこ)さん。カジーキャストの中でもプロフェッショナルな精鋭を集めた「TEAM BLACKS」の一員でもあります。
家事代行のお仕事はカジーが初めてだった畑森さん。最初は「一人で行って一人で帰る」家事代行のお仕事に不安もありましたが、お客様からいただく感謝の言葉を糧にスキルを磨き、キャリアを積んでこられました。このお仕事の醍醐味を「自分もお客様も環境も“必ず変われる”こと」と話す畑森さん。その意味を伺いました。
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もともと好きだったお掃除を仕事に。家庭と両立できる上に、いつもしている”家事”が仕事になる
家事の中でもお掃除はもともと好きなんです。浴槽のエプロンや、キッチンのレンジフードのシロッコファンも自分で外して洗うほど、いわゆるきれい好き。そんな背景もあり、家事代行に出合う前から、映画館などの施設の清掃業に従事してきました。
高校生の娘がいるので、家庭と両立できることが私の仕事選びの条件。家事代行は残業がなく、時間通りに終えられるところが家庭や娘の学校の都合とも両立できると思い、カジーに応募してみたのが始まりです。とはいえ、「一人で行って一人で帰ってくる」という点が、これまで自分が経験してきた仕事と最も違うところでした。
最初は「たった一人で家事代行の仕事ができるのかな?」「いくら清掃業を経験していると言っても、ベテランと言えるような腕を持っていないと恥ずかしいのかな」と不安もありました。
実際にカジーの研修に参加してみて、家事代行で求められているお掃除は、基本的には自分が日頃やっている家事の延長線であることに気づきました。「これならできるかも」と思い、挑戦してみることに。
初めてのお仕事に行く時にはとても緊張したことを覚えています。やり残しがないよう、事前にお客様のご要望やお掃除のポイントを伺って、メモしたノートを手に向かいました。今ではそのノートも4冊目になりました。
一人でやるけど孤独じゃない。サービスで紡ぐつながりが励みに
サービス先で自分の力をすべて出し切ったと思っても、お客様から低い評価をいただくことも時にはあります。そんなときはとてもショックを受けますよね(笑)。特に最初は、報酬以上に気持ちのダメージが大きく、「もうやめようかな…」とも思ってしまうこともありました。
それでもこれまで続けてこられた理由のひとつは、行く先々でお客様に感謝をしていただけたから。「自分ができる”家事”で、誰かの役に立てる」という実感を持つことができたからだと思います。
キャストは、お客様とのコミュニケーションの中で、直接「ありがとう」と言っていただける。感謝されていることを心から実感することができるんです。いわゆる施設の清掃業も人の役に立つ仕事に間違いありませんが、直接お客様から感謝の言葉を聞くことはなかなかできません。ここまでの実感を持つことができるのは、お客様に直接ご要望を伺って寄り添うキャストのお仕事だからこそだと思います。
また続けていく中で、「一人で行って一人で帰る」と言えど、裏側では多くの人がつながり合い、支え合っていることに気づきました。
本部からのサポートや日報への励みの言葉、日々のメールからの他のキャストさんの活躍の姿からも力をもらっていますし、最近ではキャスト同士の交流のためのコミュニティ機能「CACACO」もリリースされ、同僚のような存在もできてきました。
お客様とのつながり、本部とのつながり、キャスト同士のつながり。カジーのお仕事はITを軸にしていますが、たくさんの人とのつながりを紡いでいるんですよね。このようなつながりがあるからこそ、低い評価をいただいたとしても、すぐに気持ちを切り替えて前を向くことができてきました。
カジーやカジーのお客様は、お掃除というものの価値を認めてくれ、高く評価してくれていると感じます。それがすごくやりがいにつながっています。他のキャストさんにも、低い評価をいただいて落ち込んでしまっても、そこで諦めず、つながりを実感しながらぜひがんばって続けてほしいな、と思っています。
お仕事を通して伝えたいメッセージ
カジーのキャストとして働く中で大切にしてきたことは、目の前のお客様に最大限寄り添い、お客様の暮らしをお支えすること。キーワードは「必ず変われる」というメッセージだと、個人的に強く思っています。
今までお掃除をさせていただいた現場の中には、元からきれいなお家もあれば、反対にかなり散らかっているお家もありました。「ここまで汚れてしまっては、きっともう元の状態には戻らないよね」と、きれいにすること自体を諦めてしまっているお客様もいらっしゃいました。
ですがどんな状態でも、必ず今よりきれいにすることができるんです。適切なやり方で汚れを落としたり、お片付けをしていけば、必ず環境は改善していきます。1回ではなかなか元に戻らなくても、定期で継続的に入らさせていただくことでもっと色々な提案ができます。
私が行ってお掃除をすることで、変わっていく様子を目の前でお見せすることができる。「大丈夫なんだ。今こんなに汚してしまっていても、またきれいにすることができるんだ」という安心感や希望を届けられることが、このお仕事の醍醐味です。お客様ご本人だけでなく、そのご家族などの大切な人へも、その安心感は伝えられると思います。
お掃除と一言で言っても、それ以上の価値があります。すごく精神的なことなんです。住む空間がきれいになることで、お客様の心を前向きに変えることができる。
長い人生ですから、忙しかったり、気持ちに余裕が持てなくて、お掃除ができなくなってしまう期間があってもいい。お客様が今、動き出せないことを否定することはしたくないと思っています。お客様がまた前を向いていただくためのきっかけに、私がなれたら嬉しいと感じます。
“変われる”のはお客様だけじゃない。様々な出会いが、自分自身にも気づきをくれる
カジーのお仕事は、お客様だけではなく、自分自身も“変われる”と感じます。サービスの行く先々で色々なお客様と出会い、その方を取り巻く状況や抱えている事柄を知ることで、自分自身の世界も広がっていきます。報酬のための仕事ではあるのですが、その中で様々な人生観を学べている。そんな点でも、カジーのお仕事は素敵です。
TEAM BLACKSに選んでいただいたときには、まさか自分が、と本当にびっくりしました。私はたくさん資格を持っているわけでもなく、ただ現場でコツコツとサービスを重ねてきただけの一人。それを純粋に評価していただけたことが嬉しかったですね。
そして意識の高いチームメイトと出会うことで、「もっとスキルを高めたい」と思うきっかけにもなりました。今は、TEAM BLACKSの名に恥じないように、その裏付けとなる知識や技術をもっと身に付けていきたいと考えるように。
また活動を通じて、お客様との期待値調整がうまくいかずに落ち込んでいる仲間にも、「一人じゃないよ」と伝えられることにもやりがいを感じています。
カジーのお仕事を通じて、自分自身の価値観もどんどん変わっているんです。
これからキャストを始めてみたい人にはまず、「迷わずにやってみてください」と伝えたい。「自分なんか」と卑下せず、自分がやってきた家事に自信を持って飛び込んでみてください。
カジーは、新しいことをどんどん取り込もうとする風土。それが私はとても好きです。そんな環境できっと“変われる”、そんな経験ができるはずです。
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