キャリアウーマンからの転身。家事育児との両立も大好きな仕事なら頑張れる。キャストジャーナル⑤鈴木 明日香(すずき・あすか)さん

今回のキャストジャーナルは、カジーの中でも特に優れたスキルや情熱を持つプロフェッショナル集団「TEAM BLACKS」にも選出された、お掃除キャストの鈴木 明日香(すずき・あすか)さんです。

2人の子供を持つお母さんでありながら、カジーのお掃除サービスで大活躍中の鈴木さん。元は通信会社でバリバリ働いていたキャリアウーマンだったそう。結婚後仕事を辞め出産を経験しましたが、家事育児だけの毎日に慣れず、鬱屈とした日々を送っていたことも。新たな一歩を踏み出すため、あるとき突発的に(!)カジーキャストに応募したそうです。

家事の基本は母からの教え

私は4人兄弟の一番下で育ちました。小学3年生のある時、母が突然起業。中学生になると母は忙しくなり、帰って来れない日もよくありました。そのため自分で弁当を作ったり洗濯をしたりと、小さい頃から一通りの家事はこなしてきました。

とはいえ、家事をやりはじめの頃は右も左もわからない。そこで母にやり方を聞いて、「お弁当には3色入れなさい」「家事は常に前倒しだよ」など、家事の基本をみっちり教えてもらいました。

そのおかげで、いつの間にか家事が好きに。大学生で上京した時も一人暮らしは全く苦じゃなかったです。

社会人になってからは、狭い部屋なのにお給料でスチームフロアモップを買ったことも(笑)。常に自分が綺麗な空間にいたかったということもあって、お掃除は楽しみであり、自分にとってのストレス発散法でした。

サバイバルな社会人時代を経て、夫ともに海外へ。
苦しかった専業主婦生活

大学卒業後は、通信会社に9年間勤めました。

当時は業績を伸ばすことが最優先で、仕事は常にサバイバル。

営業職として0から業務を覚え接客をし、後進を育成する必要もあり、とにかく仕事三昧、「366日仕事」の日々。毎日をこなす事に必死でした。とはいえ、お客様と接し、喜んでいただいたときにはやりがいを感じ、数字をチームで追いかける達成感もありました。

数年間の店舗職を経て、異動で内勤に変わり、現場から離れることに。これは自分の中で大きな転機でした。お客様からのレスポンスが全く見えなくなり、自分が歯車の一部に過ぎないように感じて、やりがいを見いだせなくなってしまいました。

「私は現場に出て、直接お客様と会話する方が楽しいな、向いてるんだな」。そう気づきました。

その時から好きな事を仕事にしてみたいと思うように。

「今の仕事は私ではなく、他の誰かがやってもいい仕事かもしれない」。そんな思いが募っていたころ、結婚をしました。人生の区切りとしてちょうどいいタイミングと思い、スパッと仕事をやめ、夫のマレーシア赴任に帯同することにしました。

約4年後、日本に帰国。そこでまずびっくりしたのは、イクメンパパが当たり前になっていたことですね。お父さんが抱っこ紐をつけていたり、女性も寿退社しないでバリバリ働いている。焦りを覚えました。たったの4年でこんなに変わってしまうのか、と。そこはもう私の知っている日本ではなかったです(笑)。

「子供が小学生になったとき働けばいいんじゃない」と夫は言ってくれたのですが、「社会に取り残されてしまう」という気持ちと、「でもどうしたらいいのかわからない」という思いが一気に込み上げてきました。

そんな中、2人目の子供を出産。

2人の子供の育児は想像以上に大変で、夫も協力してくれてはいたものの、ストレスは日に日に募り、週末がくるたび憂鬱な気持ちに。そして限界が訪れたある日、抑えきれない怒りが爆発し、夫にパスタを投げつける事件が発生。あ、でもちゃんとその後のお掃除のことを考えて、しっかりホワイトソースを投げましたよ(笑)。

そして、働き始めよう、と決心しました。

カジーのお仕事を始めて、自分なりの一歩を踏み出せた

私はどうやら、家庭の中に閉じこもっているのがストレスになってしまうタイプだったようです。社会との繋がりが欲しくて、短時間働ける仕事を探し、見つけたのがカジーでした。

会社のロゴが可愛いし、1分で登録完了?これだ!と何かビビッときて、咄嗟に応募しました。

初めての掃除サービスはとても不安でした。間違えずにおうちにたどり着けるかな、時間内にできるかな、など色々と考えてしまって、とにかく緊張したのを覚えています。ですが、もともとは自分の得意なお掃除。お客様にはとても喜んでいただき、指名までいただきました。

お掃除サービスに慣れた頃、お料理キャストとしてもデビュー。ところがこちらは順風満帆とはいかず、初回は慣れないキッチンで手際が悪くなり、1時間もオーバーしてしまいました。

実は元々、お料理キャストとして頑張りたかった私。ところがお客様の評価はそこそこで、後に思い切ってお掃除キャスト一本に転身したところ、お掃除のほうが自分に合っているとよくわかりました。無我夢中でスキルアップに努め、さらに片付けに悩むお客様との出会いを機に整理収納アドバイザー1級を取得。今では掃除サービスの合間に収納のアドバイスもさせていただいています。

好きなことを仕事にでき、感謝もされて、報酬までいただけるこのお仕事は本当に最高です。あの時、一歩踏み出した自分を採用してくれたカジーや、自分を成長させて下さったすべてのお客様に感謝しています。

カジーのお仕事は、下の子が幼稚園に入るまでは週末だけ。幼稚園に通うようになってからは、送った足でそのまま仕事をし、終わった後お迎えをする、という風にスキマ時間を活用してサービスに入っています。

育児も家事も無理なく両立できるこのカジーの働き方は、とても自分に合っているのだと思います。

託児業を起業した母。思いを受け継ぎ、子育て世帯を支えたい

実は私の母は、女性の社会進出が叫ばれ始めた時代、仕事と育児の2足のわらじで奔走するお母さんたちをサポートしたい、という思いで託児業を起業し、現在も現役です。その側でたくさんのお父さんお母さんたちが笑顔になっていく姿を見て育ってきました。

今では女性が働くことは当たり前のことになっていますが、それでも両立には苦労が付き物。私自身、カジーのサービスを通じて、共働きで奮闘するお客様に笑顔になっていただけたときは、とてもやりがいを感じます。母が大事にしてきたことを、私も第二世代として引き継げている気がして、嬉しく感じます。

またお仕事の中で、「全てを任せ、頼ってもらえる」という実感を持てることが私にとって大きなやりがいです。お掃除で悩まれていたお客様から、「鈴木さんは救世主」と言っていただいたことは本当に忘れられません。

お掃除が好きな人はもちろん、家事スキルを向上したい人にもおすすめの仕事です!普段なんとなくやっている家事も、そこにプロ意識が入ると自ずと研究したり、工夫をするので、結果的に自分自身の家事スキルも向上します。

家庭の中で家事をすることは当たり前とみなされがちですが、家事は人の笑顔や健康を支えるとても価値のあるお仕事です。家で当たり前にやっていることが、カジーでは価値になります。

なにより、楽しいんですよ!キャストに挑戦するか迷っている方には、まずは「楽しいから一緒にやらない?」と伝えたいですね。

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