元イラストレーター志望の20代が、なぜ家事代行の仕事にハマったのか? CaSyキャストジャーナル①佐藤 沙南(さとう・しゃなん)さん

お客様のご自宅に伺い、サービスを行う家事代行スタッフ。カジーでは敬意を込めて「キャスト」と呼んでいる彼女たちですが、一人ひとりに秘められたドラマや思いがあります。
「CaSyキャストジャーナル」は、そんなキャストさんたちにスポットを当てるインタビュー企画。第1段の今回は、お料理キャストの佐藤 沙南(さとう・しゃなん)さん。イラストレーターを目指しながらも、並行して取り組めると家事代行のお仕事をスタートしてから早5年。いまではすっかりお料理の魅力にハマり、佐藤さんならではのキャリアを追いかけています。

 

夢を追いながらできる、時間の融通の効く仕事を探して

カジーで働き出して5年目を迎えます。お掃除もやるのですが、メインはお料理代行です。

 

実は、もともとイラストレーターになりたくて、美術大学を志していました。地元・青森から東京に出てきて、海外美大の入試対策のための専門学校に通っていたのが8年くらい前。その後イギリスの美大に合格し、渡英しました。1年間ほど通っていたのですが、経済的な理由から途中で断念。その後青森に戻ったのですが、「やっぱり地元にいても仕方ない。東京に行こう!」と思い立って、また行き当たりばったりで上京してきちゃいました。

 

当時はクレヨンでポップなイラストを描いていて。絵と並行してできる融通の効く仕事を探して、すぐに始められたのがカジーでした。料理は好きだったのですが、実家でたまに家族のために作るくらい。主婦経験があったわけでもないし、料理の仕事をしていた経験もない。そんな私でしたが、なぜか「やってみたい」という気持ちが湧いてきて、これまた勢いで始めてしまいました。最初はお掃除を中心にやっていましたが、徐々にお料理の仕事を始め、定期のお客様を増やしていきました。

>かつて佐藤さんが手掛けたイラストの数々。

 

苦い思い出も多々。それでも続けられたのは、喜んでくれたお客様のおかげ

始めた頃は、人の家におじゃまするということにまず緊張。品数も、3時間で規定の8品を作るのがやっとでした。献立やレシピを考えるのも初めて。リクエストされたものがあれば1からリサーチして、失敗もたくさんしました。

 

例えば…、始めたての頃にアジフライをリクエストを当日にいただいたのですが、私はそれまでアジをさばいた事がほとんどなかったんです。けれど、当日は丸ごと5匹のアジをお客様がご準備くださってました。今思えば正直に「できない」というべきでしたが、その頃はそんなこと言ってはいけないように思っていて…。なんとかお料理は形になったのですが、気を抜いた瞬間、お客様のディスポーザー(生ゴミ粉砕機)に物をつまらせて、壊してしまいました。

 

でも、お客様は、そのサービスで評価5をつけてくださったんです。「真面目に爽やかに、一生懸命取り組んでくれました」というコメントもいただいて。そしてその後も、ずっと定期で私のサービスを続けてくださいました。もう来ないでください、とは言われなかった。

続けてこられたのは、お客様に恵まれたことが本当に大きいと思います。お客様に応えるために、そのときそのとき、「真面目に、一生懸命、全力でやる」。振り返ってみても、それしかなかったなと思います。

>佐藤さんの手掛けたお料理。

 

しばらく続けていくうちに「このお仕事って楽しい!」と思うようになりました。感謝されて、求められる仕事ってこういうことなんだ、と。私がイラストを描いても喜んでくれる人はそんなにいないけど、お料理やお掃除は喜んでもらえる。誰かの役に立っている実感がありました。

そこで、イラストはきっぱりやめて家事代行メインに移行しました。やりたいこととできることがうまく交わるところが仕事として向いている、という話を聞いたことがあります。私にとって家事代行って、そういう仕事だったのかなと思います。

 

家事代行から始まる、既存の枠組みにとらわれない自分らしいキャリア

もう一つ続けてこられた大きなポイントがあります。それは、状況によって、仕事の頻度を自分で調整できたところ。

これまで、家事代行一本だった時代ってほとんどないんです。いつも他のやりたいことと並行してきました。イラストを描いていた時はもちろん、あるときはお料理教室の先生をやらせてもらったり、その時々でサービスを増やしたり減らしたりとバランスを変えられたので、飽きずに新鮮な気持ちで取り組んでこられました。

 

今ではサービス件数を重ね、品数も以前の倍の3時間で16品くらいは作れるようになりました。自分でも頑張ったなぁと思います(笑)。お客様とのコミュニケーションを通じ、お子様の年齢や生活スタイルに合わせた提案もできるようになってきました。事前にメニューを決めずにご用意いただいたもので対応するようにしてから、作れる品数が増え、サービス外の時間の負担も減ったので、できる方には是非おすすめしたいです。

お客様から「彩(いろどり)がいいね」と褒められることが多いのは、イラストをやっていたせいかな。一人で黙々と作るところも、イラストと似ているかもしれないです。

 

家事代行を選んだのは本当にたまたまだったのですが、そのおかげですごく自立心が芽生えました。確定申告も自分でしなければいけないですし(笑)。せっかく個人事業主なのだから、好きなことで生きていきたい、と思うようになりました。

本当は安定した会社員の生活に強い憧れもありましたが、気がついた時にはそうじゃなかった。今思うとイラストレーターを目指していた時点で、フリーランスの働き方に魅かれていたのかな。行き着くところに行き着くものですね。今自分らしく楽しくいられるのは、これまでの全ての経験があったからこそだと思えるようになり、最近やっと自分の経歴や働き方に自信が持てるようになってきました。

今は、経済産業省から「フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン」が公表されるなど少しずつフリーランスを取り巻く環境も変わってきているのを感じます。

>佐藤さんのインスタグラムには彩豊かな作り置きがたくさん。SNSも積極的にブランディングに活用しているそうです。

 

今は家事代行の他に取り組んでいることが2つあります。

1つは、シェア型の店舗での手作りのお弁当販売。料理の仕事を広げたいと考えた時に、家事代行での経験を生かして自分でケータリング業を始められたらと思い、まずは第一歩と始めました。もう1つは、コロナ禍でオンラインのセミナーが盛り上がっているそうで、オンラインで自分のお料理教室を開く準備をしているんです。

カジーでご縁をいただき、テレビや雑誌などに協力できたことも、強みとして生かせています。将来はレシピ本が出版できたら、なんてワクワク妄想しながらがんばっています。

家事代行を始めてから、自分のやりたいことが広がっていき、チャレンジしたいことが増えました。でも私の訪問を喜んでくださるお客様がいる限り、家事代行はこれからもずっと続けると思います。

カジーは日報にも細かく返信をもらえるし、カジーサロン(キャスト向けのスキルアップなどのためのサロン)など横のつながりが増える機会もあって、フォローアップも他のプラットフォームに比べて手厚いと感じます。本社に行くとみなさんとても優しくて、一人じゃないと思える。

一人じゃないから、これまで心折れずに続けてこられたと思います。最初にお世話になったところがカジーでよかったと、心から思っています。

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