おせちは自宅で作れる!簡単にできるレシピを大公開
お正月のお祝いに欠かせないおせち料理。この時期、ネット上にはおせち料理に関する様々なアンケート結果が掲載されていますが、どれを見てもおせち料理をすべて完全に作るという人は1割程度でした。
おせち料理は、いまや作るものではなく買ったり取り寄せたりが主流のようです。おせち料理はとても手間がかかるものですから、多忙な方が多い現代ではかなりの労力ですよね。
それでも、手作りの良さや美味しさを味わいたいという方もいるはず。CaSyジャーナルでは、手軽にカジュアルに作れるおせちのレシピを紹介します。
おせちの構成
まずはおせちの構成のおさらいから始めましょう。地方ごとの特色もありますが、定番のおせち料理といえばこちらです。
- 田作り
- 紅白かまぼこ
- 黒豆
- 数の子
- なます(酢の物として他にたたきごぼうや酢だこなども)
- 伊達巻
- 栗きんとん
- ブリやタイ、エビ、松風焼などの焼きもの
- 筑前煮や昆布巻き、里芋などの煮物
豊作祈願や子孫繁栄など、それぞれに意味が込められているのが特徴です。甘いもの、酸っぱいもの、野菜、魚と味付けも食材もバラエティ豊かですよね。
お重詰めの基本
おせち料理といえばお重に詰めるものですが、慣れていないと意外に難しいもの。三段重ねが基本で、壱の重は祝い肴。口どりと呼ばれる料理を詰めます。弐の重では酢の物や焼き物で、参の重には煮物を詰めます。関東式の例は次の通りです。
【壱の重】
- 黒豆
- 数の子
- 田作り
- かまぼこ
- 栗きんとん
- 伊達巻
【弐の重】
- なます
- 酢だこ
- 酢れんこん
- エビの焼き物
- 焼き魚
【参の重】
- 筑前煮
重箱を縦横に区切り「田の字」で、隙間なく詰めていくのが最も簡単です。
おせちの簡単レシピ
昔ながらの手の込んだ作り方はさておき、手軽に作れるレシピをご紹介します。
ビニール袋で作るなます
洗い物も少なく後片付けも楽です。
<材料>作りやすい分量
- 大根 250g
- 人参 1/3本
- 塩(下ごしらえ用) 小さじ2/3
- 合わせ酢(酢 大さじ4、砂糖 大さじ3、塩 小さじ1/3)
<作り方>
1.大根と人参は皮をむき細切りにしてビニール袋に入れ、下ごしらえ用の塩を混ぜる
2.置いておくと水が出てくるので捨て、合わせ酢を入れる
3.手でもみこみ味を馴染ませる
さつまいもの茶巾絞り
栗きんとんの代用としていかがでしょう?
<材料>4人分
- さつまいも 1本
- みりん 大さじ2
- しょうゆ 小さじ1/2
- 砂糖 大さじ1/2
- 水 2/3カップ
<作り方>
1.さつまいもは1cm幅に輪切りにし、厚めに皮をむく
2.各調味料と水、さつまいもを一緒に竹串が通るぐらいになるまで煮る
3.煮汁ごとフリーザバッグに入れて、麺棒などでつぶす
4.ラップを使って茶巾絞りにする
混ぜて焼くだけ!鶏肉松風焼
簡単なのに見栄えが良くて、おせち料理にぴったりです。
<材料>4人分
- 鶏ひき肉 300g
- 溶き卵 1個分
- パン粉 大さじ4
- みそ 大さじ3
- 砂糖 大さじ1
- みりん 大さじ1
- 松の実 大さじ2
- 青のり適量
- 白ゴマ適量
<作り方>
1.ボウルに青のりと白ゴマ以外の材料をすべて入れてよく混ぜる
2.オーブンシートを敷いた天板の上に1の材料を伸ばして焼き色がつくまで焼く
3.冷めたら等分に切り、半分に白ゴマを半分に青のりをつける
カジュアルおせちもアリ!
ご紹介したように手軽に作れるレシピもありますし、定番にこだわらず「ワインに合うおせち」や「ビールに合うおせち」のように、自分なりにテーマを決めて自由な発想で作るのも良いのではないでしょうか?
それならば、チーズや生ハム、アボカドなど普通ならおせちに使わない食材を組み合わせて自分好みのオリジナルおせちができます。
お重に詰めずにお皿によそうのも新鮮ですよね。自由におせち料理を楽しみましょう。
監修:藤村亜美(家事代行サービスCaSy・お料理研修講師)
photo/PIXTA
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