コーヒーに麦茶!?インスタントコーヒーが美味しくなる5つの淹れ方
朝、目覚めたらまずコーヒーを一杯。もちろん仕事中も欠かせない。そんなコーヒー好きは、少なくないですよね。しかし、ひとことでコーヒーと言っても、粉末や粒状のインスタントコーヒーやドリップコーヒー、缶コーヒー、コーヒーショップのテイクアウトなど、選択肢はたくさんあります。
今回はその中でも、手軽で愛飲者が多いインスタントコーヒーについて。簡単で美味しい淹れ方を紹介します。
Contents
インスタントとドリップの違い
そもそも、インスタントコーヒーとドリップコーヒーの違いを知っていますか?
インスタントコーヒーは、コーヒー豆から抽出した液をフリーズドライやスプレードライといった製法で乾燥させたもの。マグカップにコーヒー粉末を注いでお湯を注ぐだけで出来上がります。
対するドリップコーヒーは、挽いて粉末状にしたコーヒー豆をフィルターに入れて、上部からお湯を注いで淹れるコーヒーです。
それぞれに良さがあり、インスタントは手軽さ。ドリップは芳醇な香りを楽しめるところでしょう。
一杯あたりのカフェイン含有量に大きな違いはなく、ほとんど同量です。しかし、カロリーの面では大きな違いが。
ドリップコーヒー100gあたり4kcalなのに対して、インスタントコーヒー100gあたりは288kcalです。インスタントコーヒーは、製造段階で乾燥によって成分が凝縮されるためにカロリーが高くなります。ただ、一度に100gも使うことはないので、そこまで神経質にならなくても大丈夫です。
インスタントコーヒーの美味しい淹れ方
コーヒー好きなら、インスタントとはいえ少しでも美味しく飲みたいはず。美味しさをアップさせる淹れ方を伝授します!
1.少量の水で練ってからお湯を注ぐ
カップに規定量のインスタントコーヒーを入れて、少量の水で練るようによく溶きます。そこに熱湯を注ぎましょう。
インスタントコーヒーにはデンプンが含まれているため、熱湯を急に注ぐとダマになり粉っぽい味になりがちです。最初に水で溶いておくことでダマを防ぎ、味と香りを引き出します。
2.水で溶いた後にレンジでチン
最初に水で溶くのは先ほどと同じ理由です。今回は最初から一杯分の量にして、レンジで加熱します。レンジ加熱によって、成分がギュッと凝縮されて香りとコクが増します。
3.麦茶を加える
お湯を使ってインスタントコーヒーを淹れたあと、最後に小スプーン一杯程度の麦茶を加えます。焙煎された麦茶の香ばしがプラスされて香りを楽しめるという方法です。
4.インスタントコーヒーを煎る
フライパンでインスタントコーヒーを1分30秒間ほど乾煎りしてからお湯を注ぐと、苦みが増して本格的な味わいになります。
5.(番外編)美味しいカフェオレを淹れるには
コーヒーと牛乳が 1:1 の割合になるようにすると、味のバランスが良いです。牛乳は温めたものを使うのもポイント。深煎りタイプなどの濃いめの味のインスタントコーヒーを使うと、コクのあるカフェオレになります。
インスタントコーヒーを普通に淹れる時は……
先ほど紹介した方法は裏技のような淹れ方なので、時間がない時はちょっと大変ですよね。普通に淹れる場合でも、以下の2つのポイントを気にするだけで美味しくなります。
- フリーズドライタイプを選ぶ(香りや味が維持される製法のため)
- お湯の温度は80℃~90℃(熱すぎるとカフェインが抽出されやすくなり苦みが増し過ぎる)
安らぎのコーヒーブレイクを
知っているだけでひと味変わる淹れ方を紹介しました。美味しいコーヒーを淹れて、お気に入りのスイーツと共にブレイクタイムもいいですよね。
手がかかる方法ではないので、ぜひお試しください!
監修:藤村亜美(家事代行サービスCaSy・お料理研修講師)
photo/PIXTA
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