実は汚れてる!?食洗機もケアが大切!効果的な掃除の方法って?
ボタンひとつで洗浄から乾燥までしてくれる食洗機は、家事の時短に威力を発揮する強い味方。毎日フル稼働というご家庭も多いでしょう。そんな便利な食洗機ですが、食器の汚れが落ちているかどうかに気をとられて、本体の汚れを見逃している可能性があるんです。
ご家庭の食洗機、汚れていませんか?
食洗機の汚れの原因
食器にこびりついた食べ残しのカスや油分が流れきれずにこびりつくことも。これらの残菜と庫内の水分、適度な温度という食洗機内は、雑菌繁殖に最適な環境なんです。
食器類はキレイになっているだけに、食洗機自体の清掃までなかなか気が回らずに汚れを放置してしまいがちなのが実情。気にしないでいるうちに汚れが積み重なっていくという悪循環を招きます。
そう、食洗機は、実はとても汚れやすいんです!
食洗機をほうっておくとどうなる?
ヌメリやピンク色の水垢として、目に見える汚れになっていきます。イヤなニオイが発生することも。さらにそのままにしておくと、カビになり簡単に落とせない汚れになっていきます。
これらの汚れは食器類に移ってしまう可能性が。その食器で食事をすると考えると……うーん、イヤな気分になりますよね。抵抗力の弱い高齢者や乳幼児がいるご家庭ならば、なおさらでしょう。
食洗機の掃除方法
では、どのように掃除をするのが効果的なのでしょうか。
1.汚れを溜めない心がけを
そもそも汚れやすいという認識がなければ、掃除するという行動が起こせません。食洗機を使った後は、庫内は汚れていると思って次のことを毎回実行しましょう!
- 残ったカスを捨てて残菜フィルターを水洗い
- 水分を残さないよう庫内全体を拭くか、乾燥させる
雑菌のもとになる栄養(残菜)と水分を、毎回取り除くことを意識しましょう。乾燥の際の高温はカビを死滅させる効果もあることから、お手入れにはマストな機能として使いこなしてほしいです。
2.定期的なお手入れは薬剤を使って
以下の薬剤のいずれかを使っての掃除が効果的です。
- 塩素系台所用漂白剤
- 食洗機専用クリーナー
- クエン酸
塩素系台所用漂白剤は、入れた後、そのまま水洗いスタート。
専用クリーナーやクエン酸は入れた後、お手入れモードがある場合にはそのボタンを押して清掃スタート。しっかり乾燥させて終了です。お手入れモードは高温の蒸気を発生させて汚れを浮かせる機能なので、ない場合にはすすぎ温度を上げたり長めの時間に設定することで代用が可能です。
注意点は、塩素系台所用漂白剤と食器用洗剤を絶対に混ぜて使わないこと。薬剤は思わぬ化学反応を起こして有毒ガスを発生させる場合があります。必ず、商品の説明をよくお読みになってから使ってくださいね!
それでも汚れが落ちていない箇所があったら、クエン酸水をかけて、つまようじや綿棒などで汚れを直接こすると落ちやすくなるでしょう。
食洗機のケアの頻度
ご紹介した通り、残菜を取り除いたり乾燥させたりというお手入れは日常的に行ってください。日常のお手入れがしっかりしていれば、定期的なお手入れは1~2ヶ月に一度ほどの頻度で大丈夫です。ニオイや水垢など、気になる現象が出てきた場合には放置せずにその都度しっかり掃除をしましょう!
少々面倒に思えた食洗機のケアですが、汚れを溜めなければ実際にはとても簡単。専用クリーナーは少々値が張りますが、食洗機洗浄に特化しているだけに一番簡単な方法です。どうしても値段が高いと感じる方は、お安く手に入れられるクエン酸を使うのもおすすめです。
いずれにしても、ご自身にとって負担が少なく手軽だと感じる方法で掃除するのがポイント。定期的に食洗機をケアすることは、清潔に保つだけでなく機械の長持ちにもつながります。
健康の基本になる食事に関連する場所だけに、清潔を意識したいですね。
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