お家にあるもので!?家具や家電に貼られたシールを剥がす神アイテム6選
貼ったり剥がしたり、一体何が楽しいんだか……と大人は思ってしまいますが、子どもにとっては大好きなシール遊び。
「自分の物にしか貼っちゃダメよ!」
なんて注意を聞いてくれるはずもなく、シールブックやお絵かき帳を飛び出して、冷蔵庫やテーブル、タンスなどの家具と家中の色んな所に貼られてしまいます。しかも、お客様が来た時に目につきやすい場所や、大切な家具に限って貼られてしまうという……。
そんなシールを上手に剥がす方法、知っていますか?今回は、貼ったばかりのシールや貼ってから時間が経ったシール、ベタベタの粘着剤が残ってしまった場合の剥がし方をご紹介します。
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シールの種類と特徴
シールにはたくさんの種類がありますが、家庭で目にする機会が多いのは『紙製』と『フィルム製』です。子どもが使うシールはほとんどが紙製で、水に弱いという特徴があります。ちなみにフィルム製は屋外のものに貼るシールに多く、水に強い特徴を持っています。
また、シールの中には、両面テープやクラフトテープのような粘着性が非常に強いシールがあります。こういったシールは普通のテープよりもベタベタしているので、粘着部分だけが家具に残るケースが多くなります。
まずはシールの特徴を把握して、それぞれにあった剥がし方で対応しましょう。
家具に貼られたシールの剥がし方
家具に貼られたシールの上手な剥がし方をいくつかご紹介します。家具の素材やシールの特徴、状態に合わせて、剥がし方を選んでみましょう。
1.ドライヤーを使う
ドライヤーの熱でシールののりを溶かして剥がしやすくします。
まずはシールの上からドライヤーを10~20秒くらい当て、端からゆっくり剥がします。途中でのりが冷めて剥がしにくくなったら、シールと家具の間にドライヤーを当てながらゆっくり引っ張るとキレイに剥がれます。この方法は粘着性の高いクラフトテープなどにも効果的。
ドライヤーは水で濡らすことができない家具に最適ですが、高温で長い時間温風を当て続けると変色・変形してしまう可能性があるので注意が必要です。
2.酢を使う
酢に含まれる酸には、シールの粘着部を溶かす作用があります。
脱脂綿やティッシュに酢を含ませて、シールの上に当ててラップをします。その後、5分~10分放置して、シールが水分を吸収したらゆっくり剥がしましょう。
食用である酢を使う安全な方法なので、小さな子どもがいる家庭にはとくにオススメです。ただし、家具や家電の素材によっては変色してしまう可能性があるので、最初に目立たない部分で試しましょう。
3.ハンドクリームで剥がす
ハンドクリームにも粘着部を溶かす作用あり。
紙製のシールなら、上からハンドクリームを塗りこんで、5分ほどおいてからこすると粘着部分までキレイにとれます。シールと接着面に隙間をつくることで剥がれやすくなります。
油分の多いものより、水っぽいハンドクリームの方がシールによく浸透するので効果的です。
4.中性洗剤を使う
台所洗剤などの中性洗剤を使うのも手軽で効果的です。
シールの上に洗剤を塗り、その上からラップを貼り付けて10分~20分程おいてから剥がしてください。洗剤に含まれる界面活性剤がシールと粘着面に隙間を作ることで剥がれやすくします。
5.消しゴムでこする
貼られて時間が経過したシールを剥がすと、紙の部分だけが剥がれてベタベタした粘着部やシールのかすが残ってしまうことがあります。そんな場合は、優しく消しゴムでこすると跡を残さずキレイに取ることができます。
6.シール剥がし材を使う
どうしてもキレイにシールが剥がれない場合は、市販のシール剥がし材を試してみましょう。金属製品やビン、陶器などの素材であれば手軽に使えて便利です。しかし、プラスチックや木製の家具には使用できませんので、ご注意ください。
粘着力の強いシールを剥がす時や、手早くシールを剥がしたい時は便利ですが、家具の変色を招くことも。また、ふたを開けたままにしておくと有効成分が蒸発してしまいますので、保管の際も注意が必要です。
シールを剥がす際の注意点
シールを剥がす方法をいくつかご紹介しましたが、いずれも家具の素材や塗装によっては変色したりダメージを与える場合があります。ゴシゴシとこすりすぎたり、長い時間おきすぎたりしないように注意しましょう。
シール剥がしのポイントは“丁寧に”すること。時間がない時に焦って剥がすと失敗してしまうので、ゆっくり時間がとれるタイミングで挑戦するのがいいかもしれませんね。
大切な家具に貼られてしまったシール。でも、当の子どもは、
「ここはオバケのお家なの。ここから飛び出して、天井に行くんだよ!」
なんて、なんだか楽しそう。子どもなりの世界や物語が、どうやらあるようです。
シールを貼ったことを怒るのもいいけれど、そのシールがキレイに剥がせるのなら、今日は怒らなくてもいいかもしれませんね。シールの特徴をしっかり見極め、それぞれの方法のメリットとデメリットを把握して適切な方法で剥がしちゃいましょう!焦らず、ゆっくり丁寧に!
監修:鈴野寿子(家事代行サービスCaSy・お掃除研修講師)
photo/PIXTA
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