美味しくて安心★真夏の必須知識!お弁当に使える傷みにくいおかずって?
いよいよ梅雨明けを控え、本格的な夏を迎えますね。そうなると、毎日のお弁当作りに神経をとがらせている人も多いはず。でも、じめじめする梅雨時や暑さが残る初秋など、食中毒に気を付けなければならない気候って、実は1年を通じて結構あるんですよね。
そこで、今回は傷みにくいお弁当づくりに役立つコツや、おすすめのおかずなどをご紹介します!
Contents
傷みやすいお弁当と傷みにくいお弁当の違いって?
お弁当のフタを開けたらイヤな匂いが。ヌメりもあるし、これって傷んでる!?
とてもじゃないけれど、こんなお弁当を食べる気はしないですよね。ましてや、幼稚園や遠足などの行事でのお弁当として子どもが食べることになったら……考えただけで、ぞっとしちゃいます。
お弁当が傷む原因は、細菌の繁殖です。その細菌が好むのが以下の環境。
- 温度が高い(15℃~40℃。とくに35℃前後で増殖しやすい)
- 水分が多い
- 栄養分がある
密封されたお弁当箱の中は、注意しないと細菌が増殖するのに適した環境になってしまうんです……。
お弁当作りの前に注意したい3つのポイント
1.清潔を保つ
手洗いは、殺菌作用がある石鹸を使って二度洗いするなど念入りに。使用するまな板や包丁などの調理器具にもアルコールスプレーをかけたり、熱湯消毒したりしておくと安心です。
そして、意外と盲点なのがスマホ。レシピを見るために料理しながらのスマホ操作は、せっかく洗った手に雑菌がつくもとになるのでご注意を。
2.完全に冷めてから詰める
ほかほかご飯やアツアツの揚げ物など、そのまま入れてフタをすると蒸気が発生して水分のもとになってしまいます。お弁当は、完全に冷めてからお弁当箱に詰めるのが鉄則です。
3.水分を入れない工夫
煮物や水分の多い野菜や果物を使わないなど、おかずに気を配ることも大切です。
また、チャーハンや混ぜご飯は具が入る分、傷みやすく、実はお弁当に不向き。美味しいですが、気温が上がる季節には避けた方が無難です。
傷みにくくお弁当に使いやすい食材
色々と気を付けなくてはいけないポイントが多くて、ちょっと気が滅入ってきそう?
実は、細菌の増殖を抑えると言われている食材があるんです!代表的なのがこちら。
酢、カレー粉、梅、ショウガ、わさび、大葉
サッパリしていて、気温が高い時に食欲が増す食材ばかり。お弁当作りにピッタリです。
おすすめのお弁当のおかずはコレ!
火をしっかり通したり、濃いめの味付けにしたり。そして、ご紹介した食材を味付けに使えば、傷みにくいおかずになります。
傷みにくいおかず ①:唐揚げ
しっかりと中まで熱が通る揚げ物は、傷みにくいおかずの代表格。とくに唐揚げはお弁当の定番でもありますし、濃いめの味付けでご飯が進みます。
傷みにくいおかず ②:わさび入り卵焼き
こちらもお弁当おかずの定番、卵焼き。わさびを入れて大人味にアレンジしてみてはいかがでしょうか。わさびには抗菌作用があるので、卵焼き以外の味付けに使うのもおすすめですよ。
傷みにくいおかず ③:大葉入りつくねハンバーグ
あっさりした鶏肉のハンバーグと大葉は相性抜群!さらに刻んだ梅干しを入れれば、抗菌効果倍増です。
傷みにくいおかず ④:ショウガ焼き
ショウガも傷まないおかずに積極的に取り入れたい食材です。しっかり濃いめの味付けにできるショウガ焼きは、火が通りやすく冷めても美味しいのでお弁当にぴったり。
ストレスフリーで楽しいお弁当づくりを
いくつかのポイントさえ押さえれば、美味しくて傷みづらいお弁当づくりは簡単です!
使う食材に気を配るといった、ちょっとした工夫でメニューは広がるもの。今は100円ショップで、かわいらしい仕切りやカラフルなピックなど、便利なお弁当グッズが売られています。抗菌シートや手で触れずに作れるおにぎりボックスといった、アイディアグッズもたくさん。いろいろなアイテムとコツを取り入れながら、楽しくお弁当作りしましょうね!
監修:藤村亜美(家事代行サービスCaSy・お料理研修講師)
photo/PIXTA
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