捨てるなんてもったいない♪伝線したストッキングとホコリの意外な関係
「あー!やっちゃった……」
急いでいる時にこそやってしまうのが、ストッキングの伝線。消耗品とはいえ、ガッカリしますよね。そんな時、伝線してしまったストッキングをそのままゴミ箱に放り込んでいませんか?
でも、ちょっと待って!古くなったストッキング、実はお掃除にぴったり!そのまま捨てるなんてもったいない優秀アイテムなのです。今回は、ストッキングの再利用でエコにもつながるお掃除方法を紹介します。
Contents
ストッキングがお掃除に最適な理由
ストッキングを履く際や、履いている時、パチッと静電気を感じたことはありませんか?実際に履いている時には厄介なものですが、実はこの静電気が掃除に役立つ理由。というのも、静電気がホコリを吸い寄せてくれるので、なかなか手が届きづらい場所のホコリもキレイにお掃除できるのです。
また、伸縮性があるため、様々なアイテムにフィットさせて使うことができるのもストッキングのメリット。折り曲げたハンガーにかぶせてもよし、手にかぶせてもよし。そうすると、高い場所の掃除にも使えますね。
使った後はそのままゴミ箱に捨てられるのも、お掃除を楽にしてくれるポイントです。
ストッキングを使ったお掃除方法
それでは、具体的にストッキングを使った場所別のお掃除方法を紹介します。なんと、ホコリ取り以外にも使えるんです!
1: 針金ハンガーで狭い場所をお掃除!
針金ハンガーを持ちやすいように変形させ、そこにストッキングをかぶせます。これだけで、ストッキングが狭い場所にもスイスイ入ってくれる、即席のハンドワイパーに早変わり。
家具の隙間や冷蔵庫の下など、ホコリが溜まりやすいにも関わらずなかなか手の届かない場所に這わせるだけで、ごっそりホコリを吸い寄せることができます。
また、1m程度の物差しなどがある場合はそれにかぶせてもOK!より広い範囲をラクラクお掃除できます。
2: 手にかぶせて細かい部分の掃除に!
針金ハンガーと同じ要領で手にストッキングをかぶせることで、より細かい、繊細な部分のホコリ取りにも使用できます。ブラインドのホコリを吸い取ったり、オーディオ機器やテレビの裏側などの繊細な部分のホコリを絡め取ったりすることができます。
雑巾で拭く場合などに発生する後片付けがないのも嬉しいですね。
3: スリッパに装着して床掃除
こちらは、ちょっとユニークな掃除方法。
スリッパにストッキングをかぶせてフローリングの上を履いて歩くことで、床の上のゴミが静電気で吸い寄せられ、面白いほどにキレイになります。他の部分のお掃除をしながらストッキング装着のスリッパを履いて、という方法をとると一石二鳥ですね。
ストッキングを何枚か重ねてかぶせておくと、次に使用する際は外側のストッキングを外すだけで床掃除をすることができます。
4: 靴磨きにも最適
お手入れの必要な革靴などは、専用のクロスを使用して靴磨きをしているという人が多いですよね。しかし、古いストッキングを何枚か手に重ねてかぶせ、そこにクリームをつけると、クロスと同じように使用することができます。
毎回使い捨てできるメリットもさることながら、指を使うため、クロスを使うよりも細かい場所までお手入れをすることが可能です。
5: 即席スポンジにも!
ストッキングの中に使わなくなったタオルなどの布類を入れて、口を縛ることでスポンジとして使うことができます。
玄関やベランダなどの外に近い部分をお掃除する場合、普通のスポンジを使い捨てのように使うのはなんだかもったいないですよね。そんな時に、お掃除後にすぐ捨てられるこのストッキングの即席スポンジが役に立ちます。
この即席スポンジは、お風呂の鏡や窓拭きなどに使ってもスルスルと汚れを落としてくれますよ。
ストッキングでエコにお掃除!
一見使い道がないように見える伝線したストッキング。実は、日常で大活躍する優秀なお掃除アイテムに変身するのです。素材自体は優しく、それでいて意外と丈夫なため、あらゆる場所に使用できるのが嬉しいですよね。
使い古したストッキングで、ゴミ箱に入れる前にササッとお掃除。ちょっとした習慣づけでよりピカピカのお部屋が目指せそうです。
監修:鈴野寿子(家事代行サービスCaSy・お掃除研修講師)
photo/PIXTA
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