この調味料はいつから使える?離乳食、幼児食のお悩みに答えます
ママにとってよく悩みの種となってしまう離乳食、幼児食。子供が思うように食べてくれない時には、どうすればいいか悩んでしまいますよね。
また、だんだん大人が食べているものを欲しがる時期には、味付けに関する悩みも。
中でも子供が大好きなマヨネーズ、ケチャップ、コンソメなどの化学調味料は、いつから食べさせてもよいのでしょうか。
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■マヨネーズは1歳以降に加熱しながら
マヨネーズには卵が使用されており、アレルギーの心配もあることから、使用は1歳以降がおすすめです。
アレルギー予防の観点から、1歳以降に少しづつ、最初は加熱したものから与えるのが理想的です。
マヨネーズはとてもおいしいですし、食べ始めると大好きな子が多いのですが、成分のほとんどは油。あまり体に良い食材とは言えません。
加熱せずに食べられるようになっても、野菜に少しつけて与えるようにして、本人に好きなだけかけさせて食べさせることはしないようにしましょう。
■トマトケチャップならトマトピューレを使って
トマトを使用していることから、早くから使いたいママも多いケチャップ。
確かにトマトを使用しているのですが、味付けがとてもしょっぱいものが多いため、使用するなら少しづつ、9カ月以降に与えるのがおすすめです。
味付けのないトマトピューレなら、トマト自体の美味しさだけなので、離乳食中期の7カ月ごろから使用してもOKです。
■化学調味料はなるべく使わず天然素材を
化学調味料には添加物がたくさん。
スープを作るときなど、コンソメ味がほしくなるのはわかりますが、使うとしたら天然素材のものを使用するか、赤ちゃん用の調味料を使用しましょう。
しいたけや昆布の出汁なら離乳食初期から使うことができますが、動物性のいりこ出汁や鶏がら出汁は、中期以降に使用するようにしましょう。
動物性たんぱく質の取りすぎは、消化機能が未熟な幼児には望ましくなく、じんましんなどを起こすことがあります。
■味覚の形成は3歳ごろまでに完成する
赤ちゃん自身の味覚は3歳ごろまでに完成すると言われています。
つまり、それまでの食事の中で、味の濃いものばかりを与えてしまい「味が濃いものはおいしい」と覚えてしまうと、
その後成長し、大人になっていく過程でも、そういった塩分の高いものばかり食べたがるようになってしまうということ。
それはやがて、子供が成長してから生活習慣病に繋がってしまう原因にもなりかねません。
■幼児の甘いものの食べすぎは知能(IQ)を低下させる?
イギリスのブリストル大学の研究チームが発表した<3歳児の食べ物の好みと知能指数(IQ)の研究報告>では、
3歳の時点で油分の多い食べ物や甘い食べ物を好んでいた幼児や小学生の知能指数(IQ)は【低い傾向があった】という結果が出ています。
甘いもの、味の濃いもの、油の多い食事は、子供の脳に刺激を与えすぎてしまい、正常な味覚が維持できない可能性や、知能自体が下がるとされている研究結果もあるのです。
■おわりに
幼児や赤ちゃんが食べるものは、これから成長をしていく上で体を作っていく大切な素材です。
すべてを手作りで作るのは難しいですが、赤ちゃん用品の専門店では、添加物を抑えて1歳ごろから使用できるようにしたマヨネーズやケチャップ、出汁などが販売されています。
健康を作っていくのは小さいころの食生活から。調味料は上手に使って、子供たちの味の好みが濃くなりすぎないようにしたいですね。
※参考
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