これが「小1の壁」なのね…!ワーキングマザーが直面した問題・4つ
毎年、この時期になると働くママ・ワーキングマザーの間で話題になる「小1の壁」問題。保育園時代は、夜遅くまで延長保育があったのに、小学校に上がった子供たちを預かる自治体の「学童保育」や「放課後ルーム」ではそれがなくなります。共働き家庭の前に立ちはだかる、仕事と家庭の時間的問題……それが、「小1の壁」です。
では一体、具体的に、どんな「壁」が待ち受けているのでしょうか? 今回は、働くママたちに、お子さんが小学校に上がることで、実際に直面した問題、感じた苦労について、お話を聞いてみました。
■いきなり小学生
「うちは、小学校の入学式の前から、学童に通い始めることになって。保育園の年長さんから、いきなり小学生の輪に入ったから、最初はかなり戸惑いがあったみたい」(37才・事務職)
卒園式や入学式はあるものの、保育園は3月31日まで登園できますし、学童は4月1日から通うことが可能。昨日まで園児だった子が、今日から小学生、ということも有り得るわけです。急激な環境の変化にストレスを感じてしまうお子さんもいるので、自宅でのケアは欠かせません。
■クラスメートと遊べない
「放課後、クラスの子は大抵、子供同士で遊ぶ約束をして、公園や家などで遊んでいるのですが、学童に入るとそれができない。限られたお友達と遊ぶしかないのは、ちょっと可哀想な気もします」(39才・美容関係)
現在では、学童に通う生徒が増えてきているため、遊び相手が減ってしまうのはお互い様かもしれませんね。それでも、学校の休み時間には、学童に入っていようがいまいが、みんな分け隔てなく遊ぶのが子供というもの。心配しすぎは禁物です。
■イベントが平日
「保育園時代は、親子参加イベントは土日と決まってたんだけど、小学校になると、平日の日中に開催されることが多くて、ほとんど参加できない」(36才・事務職)
授業参観や合唱祭など、小学校イベントは平日開催が基本。それを、「ごめん、お仕事で行けない」と断り続けるのは辛いものです。共働き家庭が増えているいま、学校側の柔軟な対応が期待されますね。
■時間短縮
「保育園では19時まで預けることができたけど、うちの子が通う小学校の学童は、18時までしか空いていないから、仕事を早上がりしなくてはならなくなった」(33才・営業職)
何といっても、一番のお悩みは、この「時間短縮」。たった一時間の差であっても、早上がりするには、職場の許可や、同僚の理解が必要ですからね。
■【おわりに】
みなさん、いろいろ悩みながら、壁を乗り越えてきたようですね。どの共働き家庭でも、「小1の壁」に直面したとき、労働時間を変える必要に迫られるのは、パパよりもママであることが多いよう。小学校に上がる前には、夫婦で一度、お互いの働き方について話し合い、協力体制を築いておくことも大切ですね。
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