今までと同じじゃダメ!?保育園入園前の洋服選び&準備を楽にするテクニック
保育園の入園を控えて、子どもと丸一日べったりの生活もあと1ヵ月……なんてゆったり過ごす暇もなく、復職と入園の準備に追われている人も多いことでしょう。これが二次の結果で入園が決定した、となるとさらにその準備期間は短くなります。
そこで今回は、子どもの入園準備について、知っておくと得をする情報やテクニックを紹介します。
今までと同じじゃダメ!?保育園での洋服事情
子どもが生まれると、ついつい可愛い子ども服を次々に購入してしまうものです。とくに女の子はより洋服の種類が多く華やかで、男の子の親でもついついお店で眺めてしまうほど。しかし、そんな今までに買ったお洋服、実は保育園ではNGの可能性も!
ここでは一般的に保育園でNGとされる洋服について紹介します。
1: ロンパースやワンピース
0歳児や1歳児の場合、家ではまだまだロンパースを着せているということも多いですよね。入園する年齢や月齢によりOKという保育園もありますが、基本的に上下セパレートの肌着、洋服を推奨している保育園がほとんど。
いかにも赤ちゃんらしくて可愛く、脱ぎ着させやすいロンパースですが、入園前に上下セパレートの肌着や洋服を着せる練習をさせておきましょう。これは幼児の年齢になっても例外ではなく、ワンピースなどはNGとされている保育園がほとんどです。
2: 華美な装飾やフリルのついた洋服
スパンコールやフリルのついた服、子どもだからこそ着られるようなデザインのものもあり、ついつい何着も買ってしまうという人もいるのでは?しかし、子ども同士での関わりが多い保育園では安全性の面から華美な装飾やフリルのついた洋服をNGとしているところが多いのです。
とくにスパンコールなどは、ふとした瞬間に肌を傷つけてしまうこともあります。園児同士のトラブルにならないよう、安全性を意識した洋服を揃えておきましょう。
3: フード付きの洋服
ボリュームのあるフードから子どもの小さな顔が覗く様子は本当に愛らしいですよね。しかし、フード付きの洋服もまた、安全面の観点からNGとしている保育園が多くあります。とくに乳幼児であれば、まだやってはいけないことの判断がつきづらく、ケンカの際に相手のフードを引っ張ってしまうことも。これが転倒などの大きなケガにつながってしまいます。
4: 腰部分がゴムタイプ以外のズボン
男女問わず、普段の服装にズボンを推奨している保育園は多いもの。とくにその形状について指定されないことも多いですが、腰の部分がゴムではなくヒモで縛るものやチャックとボタンなどのズボンは避けたほうが無難です。
というのも、年中や年長になるまでは自分でヒモを結べない、ボタンを留められないということがほとんど。お着替えの度に保育士の手を借りなければならず、動いている最中にズボンが落ちてきてしまうこともあります。
5: シャツなどのボタン留めが必要な洋服
これも「自分で簡単に脱ぎ着できる洋服ではない」という理由から、保育園に着ていく洋服としてはオススメしません。はっきりと保育園側からNGと明示されていない場合もありますが、少なくとも乳幼児期、まだ自分でしっかりとボタン留めができない時期は着ていかない方が無難です。
幼児クラスになったら、お休みの日に練習してから着ていくようにしましょう。
怒涛の準備物!手間を省くテクニックは?
保育園から渡される準備物リスト、中にはバッグなどのサイズが細かく指定されているものがあります。「まさか……自作しないといけないの!?」と慌てている人も多いはず。中にはミシンを持っていない、なんて場合も。
オムツに関しても、1枚1枚に名前を書いて……簡単ではありますが、これを常に行うとなると骨の折れる作業です。復職も控えていて忙しい時期、できるだけ手間は省きたいものですよね。ここでは、効率的に入園時や普段の準備物を揃えるテクニックを紹介します。
1: コットシーツは通販サイトを利用!
保育園初体験の親が、準備物を目にしてまず抱える疑問といえば「コットシーツって何!?」というもの。子どもが園でのお昼寝の際に使うコットにかけるシーツのことで、コットに固定できるよう、ゴム紐の装着がされているものです。
サイズなどが指定されていることが多いので、自作しなければならないと思いがちですが、実は通販サイトなどで売られているのです!もし、白い布に名前を書いて付けておく、などの指定がある場合は、アイロンで貼り付けるゼッケンが便利です。
2: ハンドメイドの通販サイトをフル活用!
登園バッグやシューズケースは購入品でもOKとしている保育園も多いですが、中には手作りを指定される場合も。これ、普段ミシンを使わない人にとってはかなりハードルが高いものですよね。
そこでオススメなのが、ハンドメイド好きが自分の作品を販売しているハンドメイドサイト。入園準備のため、登園バッグ、シューズケース、マグカップ入れなどをセットで作って販売していることが多く、ひとりの作者からまとめて購入することが可能です。
3: お名前シール&スタンプが役立つ!
保育園では、自分の持ち物にすべて名前を書くのが基本!オムツにも1枚1枚に名前を書かなければならず、とにかくあらゆるものに名前を書く作業だけでも多くの時間を使います。
そこでオススメなのが、すでに名前が印刷されたお名前シールやスタンプ。通販サイトなどで購入することができます。お名前シールは防水加工がされているものを選べば、マグカップや歯ブラシなど、水濡れすることが多いアイテムでも書き直しの必要がありません。
お名前スタンプは、毎日複数枚持っていかなければならないオムツに名前を入れる際に便利です。
知っておけば準備がグッと楽になる!
初めての保育園、子どもが小さいうちは親の方が不安で右往左往してしまうもの。それに、子どもに関わることだからこそしっかりやらなくては……と気負ってしまいますが、復職を控えて心も体もエネルギーを使う時期、手を抜けるところは上手に手を抜いてしまいましょう!
入園準備を簡単にすることで、復職のために勉強をしたり、心を休ませたりする時間も少しずつとれるようになりますよ。
次回は『どんな遊びをしてるの?お昼寝はどれぐらい?保育園での一日をシミュレーション』。以降も、復職前の心構えや準備に役立つ情報を続々お届けしていきます。
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