どんな遊びをしてるの?お昼寝はどれぐらい?保育園での一日をシミュレーション
保育園入園と同時に、今までずっと一緒だった子どもと離れて別々の時間を過ごす生活が始まります。親も子も、不安を感じてしまうのは当然ですよね。
しかし、「保育園での生活はこんな感じ」というシミュレーションを通して、子どもが元気に過ごす様子をイメージできれば、その不安が少し和らぐかもしれません。そこで今回は『ならし保育』が終わった後の、認可保育園での一日の流れをご紹介します!
登園!朝はとにかく忙しい~
以下は、東京23区内の認可保育園に通う1歳児の共働き家庭をイメージしたモデル例です。
7:45 保育園到着
各自治体のホームページで確認したところ、開園時間は7:00~7:30の間がほとんど。『保育標準認定』を受けている場合は、開園時間から最長11時間の保育園利用が可能になります。
登園時間が決まっている幼稚園とは違い、保育園は家庭の都合に合わせた時間での登園になるので、同じクラスのお友達でも会わない子には全然会わない。逆に登園時間が同じぐらいだと、親御さんとも顔見知りになることが多くなります。
8:00 パパ or ママ 保育園出発
着替えの補充やタオル・エプロンのセッティングなど、必要な準備を整えた後に担当の先生へ受け渡します。この際、体調や気になる点を伝達します。
子どもがご機嫌でバイバイしてくれる日もあれば、後追いして大泣きという日も。泣き叫ぶ我が子を振り切って保育園を去るのは心が痛むものですが、みんなが必ず通る道です。どーんと構えて笑顔で出発!あとは振り返らずに園にお任せしましょう。
~ 9:45 自由遊び & おやつ
おもちゃや絵本などで自由に遊んだ後は、おやつタイム。3歳児クラス以上は一度に食べられる量が増えるため、午前のおやつがなくなることがほとんどです。
朝泣いていた子も、この頃にはケロッとしておやつを頬張っています(笑)。
お友達が揃って一斉保育開始
10:00 各クラスごとの設定保育
クラスや年齢に合わせた活動を行います。外遊びやお散歩はこの時間が多いでしょう。また、多くの保育園で季節ごとの行事を頻繁に開催していて、現代の家庭ではなかなかできないお餅つきや豆まき、七夕飾りの準備など、様々な体験をさせてもらえます。
11:00 給食
0歳児、1歳児クラスでしたら、離乳食の進み具合は個人差が大きいもの。その子の状況に合わせて、前期・中期・後期と、細かく離乳食を進めてくれる園がほとんどです。アレルギーへの対応はもちろん、栄養満点で、子どもが食べやすい味付けの愛情こもった給食ばかり。子どもたちが楽しみにしている時間です。
11:30 午睡準備 ~ 12:00 午睡開始
背中をトントンしてくれて、寝入るまで見守ってくれます。その後も、子どもたちの様子に変わりはないか注意深く観察してくれます。
14:45 めざめ
ぐっすり眠って起きたら、オムツ交換。すっきりした気分の中、おやつの準備が始まります。
15:00 おやつ
園の方針にもよるとは思いますが、甘いお菓子ばかりでなく、ふかした芋や小さなおにぎりやパンなど、おやつというよりは補食という意味合いで出す園が多いようです。
育ち盛りの子ども達のために栄養バランスがしっかりと考えられたメニューは、親にとって本当にありがたいものです。
降園に向けて
15:15~ 自由遊び
子ども達は元気いっぱいに遊び回ります。1歳児ぐらいですと、まだまだ言葉で気持ちを表現することができません。「やめて」「いや」「それちょうだい」など、湧きあがった思いを伝えきれずに、お友達に噛みついたり、ひっかいたりという行為になってしまうこともよくあります。保育士が大事に至らないよう見ていてくれますので、あまり心配しすぎずに。とは言え、続くようだと不安ですよね。その場合は、担任の先生と話し合い、具体的な対処方法を検討してもらいましょう。(特定の子に噛みつかれる場合、なるべく距離を離してもらうなど)
お友達との関わりは、社会性を育む上でとても大事。もしも、保育園に預けることに多少なりとも罪悪感を感じているならば、その必要はありません。子ども達にとって保育園は、とても楽しくプラスになる環境なのですから!
17:00 お迎え
時短勤務でバタバタと会社を飛び出して到着。子どもの顔がパッと輝くのを見て、一日の疲れが吹き飛ぶ瞬間でしょう。帰宅後は晩御飯の準備や寝かしつけで、またまた大騒ぎになるんですけどね(笑)。
保育園は子育ての強い味方
一日の大半を保育園で過ごすだけに、保育士は子どもの成長をつぶさに見守ってくれる第3・第4の保護者といえます。その上、保育士たちは保育のプロ集団で頼りになる存在です。気になる点や時には悩みごとまで、相談すれば真摯に向き合ってくれるはず。感謝の気持ちを伝えつつ、積極的にコミュニケーションをとって『子育ての応援団』になってもらいましょう。
次回は『今までとは身だしなみが変わる!?育休ママが“素敵ワーキングマザー”に大変身するポイント』。以降も、復職前の心構えや準備に役立つ情報を続々お届けしていきます。
photo/PIXTA