現役ワーママに聞きました!『育休中の不安とその対処法は?』
4月の保育園入園を控え、様々な気持ちを抱えていることでしょう。もちろん今までの育休中にもそれぞれに悲喜こもごものドラマがあったと思います。そして無事に入園が決まったとしても、安堵はつかの間。そこから職場復帰へのカウントダウンが始まります。
『育休復帰前の“今”準備しておきたいこと』と題したこの特集では、復職を目前に控えたみなさんに役立つ情報をお届けしていきます。まずは、現役ワーママに聞いた『育休中の不安とその対処法』をご紹介します!
ワーママに聞いた「育休中、コレが不安でした」

わたし、CaSyジャーナルライター・NaOも2度の育休&保活経験者。数年前の今の時期に職場復帰を目前に控えて、急に不安が押し寄せナーバスになったことを思い出します。
他のワーママは一体どうだったのでしょうか?そこで、周囲にいる復職経験者に聞き取り調査を行いました。話を聞いたママ達は業界・職種ともバラバラにも関わらず、共通する回答が多いことに驚きます。大きく分類すると次の3つ。
- 会社・仕事内容に関連した不安
- 生活面の不安
- 子どもに対する心配
今回は、「その不安を解消するためにどのような対処をしたか」についても、あわせて聞き取りを行いました。
1-1. 会社・仕事内容に関連した不安
● 育休中の社内の情報がないこと。社会や世間との繋がりがなくなることも不安でした(食品メーカー)
● どんどん出る新薬や2年に一度の法改定についていけるかと、復帰前と店舗が変わるので新たな人間関係を円満に築けるか(調剤薬局)
● 育休中に会社がM&Aされたので新体制に馴染めるのか。勤務地も変わるし通勤できるのか(ITサービス)
● 人事労務の仕事をしていて育休中の人から質問を受けるのが、第一子だと「時短をどう使うか」、第二子以上だと「会社の体制がどうなっているか」が多いです(PCメーカー)
● 育休前と同じようにバリバリ働きたいけれど、それができるのかどうか(印刷)
● 職場が遠方+仕事量が多い+転職したばかりだったので仕事に不慣れで効率よくこなせないのではないか(団体職員)
● 今まで通りのペースで仕事ができるのか(外資ITベンダー)
● 仕事の感覚を取り戻せるのか、仕事のための学習時間をどのぐらい確保できるのか(航空運輸)
会社から物理的に離れている分、社内にいれば当たり前のように入ってくる情報が入ってこなかったり、変化の激しい世の中だけに1年も経つと社の方針や組織などもガラリと変わっていたりすることもあります。育休中に会社が買収されて、別会社になってしまったという例も実際に見られました。
1-2. 会社・仕事内容に関連した不安への対処方法は?
● 自社の商品を把握するため、毎月自宅に新商品を送ってもらっていました。また、食のトレンドを知るために話題のスポットへ行くことを心がけていました(食品メーカー)
● 有料の業界紙を頼んで読んだり、ネットで情報を集めたりしていました。人間関係については「なるようになる!」と割り切ることに(調剤薬局)
● M&A後の新たな勤務地が割とオシャレな街だったので、それを楽しもうと気持ちを切り替えました(ITサービス)
● バリバリ働きたいという意思表示をしつつ、育児の知識が乏しい上司や同僚に「子どもが熱を出したら急に休まなければならない」というような状況を説明しておきました(印刷)
● ワーママが集まるイベントなどに出向き、色々な働き方をしているママ達の話を聞いて参考にしました(団体職員)
● 不安に思いつつも結局何もしませんでした(外資ITベンダー)
● 職場の復帰者向け座談会に参加したり先輩の話を伺ったりして、どんな生活になるのかをイメージしました(航空運輸)
スムーズな復帰のために、最新知識を仕入れたり経験者の話を聞いたりする積極的な人が多かったです。一方で「何もしなかった」という意見も少なからずあり、「性格的に悩んでも仕方ないというタイプなので!」というあっけらかんとした方も。対処方法は様々でも、前向きに考えるワーママ像が浮かび上がります。
2-1.生活面の不安
● そもそも家事が苦手なのに復帰できるのか……(調剤薬局)
● 子育てしながら仕事をする生活をやっていけるのか(PCメーカー)
● 夫の生活や職務はそれほど変わらないのに、私はそうじゃないことがどうしてもしっくりこなかった(印刷)
● 仕事と育児の生活を両立できるのか。そもそも両立していきたいのか(団体職員)
● 就業時間が不規則で土日祝・GW・お正月も勤務という状況で、生活を回していけるのか(航空運輸)
仕事をしながらの家事・育児は未知の世界。想像がつかないだけに不安が募りがちに。育休中は前向きに過ごしていても、急に不安に襲われる。復帰直前は、そんな時期かもしれません。
2-2.生活面の不安を払拭するためにしたことは?

● 掃除ロボットと食洗機を導入。ベビーシッター、病児シッター、ファミリーサポートの登録。病児シッターは復職後に数回使い、かなり助かりました(調剤薬局)
● 育休中は結局、育児以外何もできませんでした(PCメーカー)
● ワークライフバランスを夫婦で均等にしたいと夫と話し合い、理解してもらいました(印刷)
● 本当はどんな仕事がしたいのか考えまくり、夫とも話し合いました。また、拭き掃除ロボット&食洗機購入と断捨離で、家事の効率化をはかりました(団体職員)
●職場近くの認証保育園のスポット利用ができるか確認。ファミリーサポートの登録。家族の理解と協力を得ておく。生協・ネットスーパーの会員登録など、事前に可能な準備をできる限り進めました(航空運輸)
筆者も初めて掃除ロボットと食洗機を購入したのはやはり育休中で、復職後かなり助けられました。家事の時短と効率化への投資や準備は、ワーママにとって肝になりそう。また、あらゆる場面を想定して子供の預け先やサポーターを事前に確保しておくことも、育休中だからこそできる準備かもしれません。
旦那様とは具体的な家事分担だけでなく、仕事への思いや理想とする生活スタイルなど、忙しい日常ではなかなかできない深い話し合いをしておくのもオススメです。
3.子どもに対する心配
忙しい生活の中で子どもに寂しい思いをさせるんじゃないか、情緒不安定にならないか心配だったという声も上がりましたが、筆者が思っていたほどは多くありませんでした。共働きが当たり前になり、育児のための様々なサポートが増え、母親が仕事に集中できる環境が整ってきた証かもしれません。
もちろん、子どもにとっても保育園に通いだすことで生活リズムが大きく変わります。最初は泣き叫んだりもするのですが、数日〜数週間で親が拍子抜けするほどあっさり「ばいばーい」と保育室に入って行くことも(笑)。さらに、子どもに対する心配も事前に対策をとっておけば、ある程度回避できることを筆者も実感しています。
ワーキングマザーの頑張りに胸熱……

今回の聞き取り調査を通じて、子育てしながら働くワーキングマザーの不安や葛藤、頑張りを聞いて胸が熱くなりました。本来ならばパパも同等レベルの当事者意識を持って、ママの復職準備を一緒に進めてほしいところ。しかし、まだまだ母親の奮闘に依存して成り立っている現実を感じました。
「子育てしながら働くこと」を推し進めようと、社会も企業も変わりつつあります。CaSyジャーナルも笑顔の暮らしがあたりまえになるよう、世のパパ・ママ含めた頑張る皆さんを応援します!
次回は『子どもが病気に!緊急時に知っておきたい病児保育とお助けサービス情報』。以降も、復職前の心構えや準備に役立つ情報を続々お届けしていきます。
photo/PIXTA




