安心して!働くママがよく悩む「仕事に罪悪感」必要なことは
ママが「仕事がすき!」って悪いことなのでしょうか。
いいえ、そんなことはありません。時々耳にする「子どもが小さいうちは仕事をしなくても」とか「赤ちゃんのうちから保育所に預けられてかわいそう」とか、働くママとしては気になってしまう時もあるでしょう。その考えも間違ってはいませんが、仕事がすき!で育児もこなしているママだって間違っていないのではないでしょうか。
■ママが仕事をすき!なことに罪悪感を感じるのはなぜ?
子育て中によく聞く「三歳児神話」が代表的なもので、「三歳までは母親が子育てに専念すべき」という考え方なのですが、この考えは古くから浸透しているので、パパママ世代の親からこういったことを言われることも少なくないかもしれません。三歳児神話を言われてしまうと働くママは、「やっぱり子どもの小さいうちは仕事をあきらめたほうがいいのかな……」と気になってしまい罪悪感を感じてしまうのです。
私が子育てカウンセラーとして子育て支援施設内で働いていた時、育児相談に訪れるママたちもそういった悩みをもったママがたくさん来ていました。「親から子どもがかわいそうだから仕事をやめろと言われた、せっかく続けてきた仕事なのに……」(30代・フルタイム勤務)
また「夫から子どもをみれないなら仕事をやめればいいのに」(20代・パートタイム勤務)と言われてしまったケースもありました。働くママとしては家族や周りの人から言われてしまうととても悲しい言葉ですよね。
■罪悪感は必要なし!?
子育て支援施設では子どもの一時預かりサービスというものがあり、働くママたちが保育所へ入所待ちをしているなどの理由から利用していました。ある日、一時預かりにきていた3歳半の女の子が素敵な笑顔でこんなことを話してくれたことがありました。「ママね、お仕事がんばってるから○○もいっぱい遊んで早く大きくなるの!それでママと一緒にパン屋さんでお仕事するの!」(3歳半・女児)
仕事を終えて戻ってきたママにこっそり伝えると、ママも女の子と同じ素敵な笑顔で「私、仕事が大好きでこの子を預けながら働いていて、だけど時々仕事と子どもとどっちか大事か迷ってしまっていたけどよかった!仕事をしてきて。これからもがんばります!」(40代・パートタイム勤務)と答えてくれました。
子どもの素直な言葉からわかるように、仕事がすき!な働くママが罪悪感を感じる必要はないですよね。大好きなママがすき!なことをがんばっていることを、一番近くでみて応援してくれているのは子どもなのかもしれません。
【最後に】
私も子どもが小さなころから仕事をしながら育児をしてきました。時々、仕事をやめて子どもの側にいたほうがいいのかしらと迷うこともありましたが、今思い返してみると迷っていた時は仕事で上手くいっていない時だったような気がします。そんな時は、子どもは具合が悪くなってしまったり、保育所へいくのをイヤがったり……私の迷いが子どもに伝染していたのかもしれませんね。
大変な時もありますが、ぜひママは胸をはって仕事がすき!って子どもに伝えていってくださいね。ママが仕事両立をしてきちんと向き合うことで、一生懸命がんばっていればそれは子どもにも必ず伝わっていくはずと私は信じています。
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