子供の病気、ケガ…いざというとき休みやすい職場環境のつくり方・4つ
こんにちは、作家・イラストレーターの斉田直世です!
共働き家庭の親にとって、子供の病気や怪我はピンチの一つ。朝起きたら熱があった、保育園から「ケガをした」との呼び出しの電話が入った、インフルエンザにかかって一週間登園できない……仕事が忙しいとき、大事な打合せが入っているときに限って、そんな事態が起こるんですよね。他に頼れる家族や友人がいない場合、両親のどちらかが会社を休んだり、早退したりしなければなりませんが、仕事に穴をあけるのは、やはり気が引けるものです。
休むにしても、なるべく周りに迷惑がかからないようにしたい……そんな思いから、働く親の中には、万が一の場合に備えて、日頃から準備や根回しをしている人も多いようです。というわけで今回は、働くパパママたちに、休みやすい職場環境のつくり方を取材してみました。
【1】 整理整頓しておく
「デスクの上やファイル類は、きちんと色分けして整理している。そうしておけば何かあった時に、「○○は黄色いファイル」「××は青い棚」って、いつでもメールや電話で伝えられるから。」(32才・事務職)
毎日、オフィスを出る前にデスク周りを整理整頓する一手間を惜しんではいけません。また、第三者が見てもわかりやすいような工夫も大切。ラベル貼りや色分けはもちろん、予め撮影しておりたデスク周りの写真に、「書類はココ→」と書き込んで伝えるなどのアイデアも。
【2】 「ホウレンソウ」は欠かさない
「仕事の報告・連絡・相談は、普段からマメにして、上司や同僚と情報共有しておけば、急に休むことになっても、最低限のことを伝えるだけで済む。」(31才・広告関係)
「明日報告すればいっか」「後で相談しよう」と後回しにしていたところに子供の発熱……そんなとき、日頃から「ホウ(報告)レン(連絡)ソウ(相談)」を徹底していれば、慌てずにすむはずです。翌日、急に休むことになっても大丈夫なように一日の業務を終えましょう。
【3】 自宅を第二の仕事場に
「自宅のPC環境は、仕事場と同じ状態にしてある。スキャナーやFAXも置いて、いざというときはスカイプで会議に参加する。」(30才・デザイン関係)
子供の病気といっても、つきっきりで看病する必要がなければPCくらいはいじれるもの。何かトラブルがあった時に、家でも対応できるのは心強いですよね。ただし、自宅で仕事ができる状態だと、オンとオフが切り替えにくくなるというデメリットも生まれるようです。
【4】困ったときはお互い様
「同僚が困ったときは、率先して助け舟を申し出るようにしてる。そうしておくと、自分が休まなきゃいけなくなったときにも助けてもらえるから。」(33才・総合職)
子供の病気で仕事を休むとき、上司や同僚の理解と協力を得られるかは一つの課題。そのためには、日頃の行いがものをいいます。もし、同じ立場の同僚がいるのなら、協力を惜しまないこと。まさに「情けは人のためならず」ですね。
【おわりに】
病気やケガ以外にも、子供が「SOS」を出しているときは、なるべくそばにいてあげたいのが親心ですよね。いざというときに、会社を快く休ませてもらうためには、日頃からきちんと仕事をこなすのはもちろん、上司や同僚に子供の病気や保育園事情について話しておくことも大切かもしれません。
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