乾燥が気になる季節到来!肌を乾燥から守る3つのポイントとは?
秋から冬へと、季節が移り変わる今日この頃。朝晩は寒さを感じるようになり、初雪の便りも聞こえてきましたね。そうなると、お部屋の暖房を入れることも増えてきたのではないかと思います。
そんな乾燥した空気の漂うこれからの季節において、とくに気をつけなくてはならないのがお肌の乾燥。夏の日差しはもちろん、秋の強い紫外線がおさまったからと安心して肌ケアを怠ってしまうと、冬にかけてお肌の乾燥が悪化していくことも考えられます。
そこで今回は、乾燥肌を防ぐための3つのポイントをご紹介します。
①コラーゲンを作るためのビタミン摂取
美肌を作る上で重要な成分のひとつがコラーゲンです。コラーゲンには肌の乾燥を防いでくれる効果があるため、そのコラーゲンの合成に必要とされるビタミン類の摂取を心がけましょう。
ビタミンCは果物や野菜に多く含まれています。イメージ的にはレモンなどの柑橘類に多く含まれているように思いがちですが、実はピーマン、パセリなどの野菜もビタミンCが豊富。ビタミンAはニンジンやカボチャなどの緑黄色野菜などに多く含まれている他に、レバーにも豊富に含まれています。苦手な人も多い食材ですが、普段から意識的に摂ることをオススメします。
②バランスを重視した必須脂肪酸の摂取
肌細胞の材料となる必須脂肪酸には『オメガ6』(リノール酸)と、『オメガ3』(αリノレン酸・DHA・EPA)の2種類があります。これらの必須脂肪酸が少なくなると、肌の細胞の入れ替えが正常に行われなくなるため、水分保持の機能も下がり、乾燥を促してしまうのです。
しかし、この必須脂肪酸は体内で合成することができないので、食物から摂取する必要があります。『オメガ6』はゴマ油やコーン油に多く含まれていますが、摂取のしすぎには注意が必要。厚生労働省の指標では、『オメガ6』の摂取は、18歳以上の成人で7〜11gが望ましいとされています。『オメガ3』は、サケ、サンマ、マグロといった脂肪が多い魚から摂取できます。また、今話題の亜麻仁油からも摂取できますが、亜麻仁油は熱に弱いので、加熱せずに摂取してくださいね。
いずれにしても、闇雲に脂肪を摂取するのではなく、バランスを考えた食事を意識しましょう。
③十分な水分補給
一般的に、肌の潤いが保たれる湿度は60%前後だと言われています。これが30%以下になってしまうと肌の水分が徐々に失われていくことに。またこれからの季節、暖房でエアコンを使う方も多いでしょう。エアコンで空気の温度を上げると、皮膚の表面から水分が蒸発し、乾燥肌を強めてしまいます。もちろん肌の表面の保湿も重要ですが、体の中の水分量を上げることも必要。そのため、しっかり水分を摂取することを心がけてください。
では、一体1日にどれくらいの水分を摂ればよいのかというと、あくまで目安として、最低でも1.5リットルの水分補給をすることをオススメします。その際にお茶などの味のある飲み物ではなく、浄水を飲むようにすること。お茶などの場合、成分の分解に水分が使われてしまい、十分な水分摂取量になりません。
これらのポイントを意識しておくだけで、お肌を乾燥から守れるはず。これからの季節、少しでも気を抜くとすぐに肌は乾燥してしまいますので、日々のケアを怠らず、潤いのあるお肌を目指していきましょう。
photo/PIXTA
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