子供が20歳になったらわかる!?あなたの子育て成功or失敗?
子育てに成功したか失敗したか……という問題は、自分への評価に直結するものなので、親であれば誰もが気になるはずです。
しかし、その判断基準には明確なものがなく、また、成功か失敗かについても人によって感じ方が違うため、何を持って成功というのか、何を持って失敗というのか、あいまいさを残しています。
なぜ失敗だと感じるのか。それは本当に失敗なのか?
子育てに失敗したかも。と、まだまだ子供が小さなうちから失敗だと決めつけてしまう人が少なくありません。
なぜ、失敗だと感じるのでしょうか。
その子が言う事をきかないから?
ほかの子と比べて出来が良くないから?
自分の思い描いた通りに育っていないから?
それとも育児書と同じに育っていないから?
おそらく、全てなのかもしれません。
失敗と間違われやすい成長過程
では、それらは失敗なのでしょうか?
言う事を聞かないのは、子供が育っていく過程で必ず通る道で、それだけ【自分の気持ち】を表せるようになったという事です。
これを世間では、自我の芽生えと呼んでいます。
また、他の子と比べて出来が良くないとか、育児書の通りに育っていないという理由は、親のエゴでしかないのではないでしょうか。
子供は親の持ち物ではなく、人格を持った1人の人間です。
なぜ他人と比べる必要があるのか、育児書と全く同じに育つ人間なんて存在するのか……疑問です。
人間には個人差があるものです。
同じ親から生まれ、同じように育てられたきょうだいでも全く違った出来、人格を形成する事はごく普通な事です。
それを考えたら、他人などもっと違っていいはずです。
人と違って当たり前、育児書なんて参考程度にすぎないもの、これが現実ではないのでしょうか。
そして、自分の思い描いた通りに育っていないと言う理由は、子育てに失敗したのではなく、過度な期待が敗北感を招いただけなのです。
どんな風に育てば成功なのか
子育てに失敗したと感じている人たちは、子供がどう育てば成功したと思えるのでしょうか。
良い学校へ入って大企業に就職してエリートコースを進む事でしょうか?
おそらく、ほとんどの人がそう答えるのかもしれませんが、本当にそれが成功だったのかは親ではなく子供本人に聞いてみたいものです。
時代のせいか、まだ幼稚園に通っているような小さな子供たちがお受験戦争に挑戦していますが、こうした子供たちの顔に笑顔はなく、眉間にしわを寄せている姿も多く見られます。
その子が笑顔で過ごせたら失敗ではない
筆者には、大学受験も現役合格、理系で成績優秀な息子と、成績はあまりよろしくない中の下くらいの息子がいます。
ですが、成績優秀な方は、子育てに失敗したと感じています。
成績は良くても、社会で生きていく力が身につかなかったためです。
一方、成績のあまりよろしくない方は、子育てに成功しているのでは?と感じています。
いつも笑顔で、人の気持ちをしっかりと感じ取り、社会で生きていく力を着々と身に付けているからです。
もっとも、まだそうした判断をするには少し早いですが、下の子も20歳を迎える頃には私の子育てが失敗だったのか成功だったのか、判明しそうです。
でも、親としてはどちらも失敗ではなかったと思いたいところです。
子供たちが笑顔で過ごせ、社会から取り残されないで生きていけるなら、それだけでも成功だったと言えるのではないでしょうか。
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摩功津 蘭(まくつ らん)
二人の男の子と、コザクラインコのお世話で毎日が大忙しのアクティブママです。趣味は車とお菓子作り、お裁縫。
とっても綺麗好きだから、毎日忙しいけど喘息の子供のためにもお掃除は特に、頑張ってます。
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