保育園生活スタート前に!共働き夫婦が決めておきたい5つのこと
保育園の承諾通知が届き、いよいよ職場復帰が具体的になってくる今日この頃。そうなると、復職準備だけではなく、お子さんの保育園生活の準備や手続きなど、やらなくてはいけないことがたくさんありますよね。
しかも実際に復職した後は、仕事だけでなく、保育園への送迎や先生とのやりとりなど、やらなければならないことがさらに増えるわけです……。産休・育休中、家事育児のほとんどをママがこなしていた場合、そのまま保育園生活に突入すれば、ママの負担が一気に増えてしまうことになりますよね。
そんな事態を避けるためにも、保育園生活が始まる前の“今”、夫婦の役割分担について話し合っておきたいところ。では、どんなことを決めておいた方がいいのか、保育園児を持つママたちに話を聞いてみました。
【1】 送り迎えは誰がする?
「夫は仕事で帰宅が遅くなりがちなので、朝の登園はパパの担当で、夕方のお迎えは帰宅時間が一定の私ということになった」(30才・事務職)
「基本的に送り迎えはママである私がするけど、月に1回は定例会議で早く出社しなくてはいけないので、そこは前もって調整してパパが担当することに」(34才・メーカー勤務)
家からまっすぐ職場に向かうのとは異なり、子どもを抱っこしたりベビーカーに乗せたりした状態で保育園へ立ち寄り、保育園の荷物をしまってから出社することになります。帰りもまた同じです。ただでさえ慌ただしい時間帯ですから、共に仕事を持つ身、送り迎えは夫婦で分担できれば心強いですよね。
【2】 家事分担はどうする?
「朝は戦争!朝食を作って、私の身支度をし、子どもを起こして……なんてやっていると、あっという間に登園時間。そこで、朝ごはんを作るのは夫の担当にしました。夫が朝食を作っている間に自分の身支度ができるので、かなり余裕ができました」(33才・営業職)
仕事に育児にお互い忙しい共働き夫婦にとって、家事の分担は欠かせません。園への送迎時間を軸に毎日のスケジュールを組むわけですから、次の観点で家事タスクを挙げてみましょう。
- 何時までに何を済ませるべきか
- 省けるものはないのか
- 家事代行サービスなどを使ってアウトソースできるものはないのか
今までの家事のあり方について見直すいいチャンスです。また、夫が得意な家事、妻が得意な家事を見極めて、お互いに納得できるような分担を作りましょう。
【3】 病気になったらどうする?
「うちは夫も私も実家が地方。頼ることはできないので、万が一、子どもが保育園を休まなきゃいけなくなった時や保育園からお迎え要請が入った時にどちらが対応するのかは、お互いの仕事の忙しさと有給のとりやすさを比べて相談しようということに。どちらも都合がつかない場合に備えて、病児保育も検討しています」(36才・出版社)
子どもにとって初めての集団生活が始まってしばらくは、急な発熱で登園できない日や園からお迎え要請の電話がかかってくることもしばしば。そんな時にどうするかを前もって話し合っておくのは大切なことです。子どもの病気はいつも不意打ちですから、「急に休むことになるかも」とか「園から電話がかかってくるかも」という意識をお互いに持っておく必要があります。
【4】 保護者参加イベントはどうする?
「保育園のイベントは強制参加ではないけれど、やっぱり子供は親に来てもらえるのが嬉しいみたい。年間予定表を見て、必ずパパかママのどちらかは参加するようにしています」(30才・介護関係)
共働き世帯が多く利用する保育園ですが、運動会や発表会、保育参観、父母会など保護者参加型のイベントもゼロではありません。ただし、ママの参加率が高いイベントでは、パパは肩身の狭い思いをするかも……。スケジュールはもちろん、パパの性格も考慮して相談したいですね。
【5】 園とのやりとりをどう共有するか?
「保育園に通うと、連絡帳を介しての先生とのやりとりに、おたよりや掲示板など、チェックしなきゃいけないものがたくさん。夫婦どちらが何を聞かれても対応できるように、園とのやりとりや子どもの様子については、毎日LINEで共有しています」(29才・事務職)
先生「このことは、先日お母様にも伝えたのですが」
パパ「すみません……(全く知らなかった)」
このやりとり、意外に頻発します。これだと先生の手を煩わせることにもなるので、夫婦間で園での出来事についての『報告・連絡・相談』を怠ってはいけません。配布物は必ず決まった場所に貼る、園での掲示物は見た方が写真に撮って共有するなどの工夫を。
お互いに忙しい共働き夫婦のこと、家事も育児も50:50で分担するのが理想ですが、現実問題、そううまくはいきませんよね。「保育園の一切はママ担当」というご家庭も多いようですが、それならばパパは家事を多く引き受けるなどの気遣いを見せてほしいところ。夫婦の役割分担について話し合った上で、お互いが納得できる形で新しい生活を始めていきましょう。
photo/PIXTA
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